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いまさら聞けない機械式腕時計のあれこれ 〜お手入れ編〜

2013年10月8日 公開 / 2013年10月9日更新

テーマ:機械式腕時計

コラムカテゴリ:くらし

さて、今日は、「いまさら聞けない機械式腕時計のあれこれ 〜お手入れ編〜」についてお話したいと思います。手入れするつもりが逆に壊しちゃった…なんてことにならない様に、ぜひ参考にしてみてくださいね。

<なるべく同じ時間に>
手巻き腕時計は、毎日なるべく同じ時間にゼンマイを巻くのが良いとされています。例えば、毎日乗る電車の社内でゼンマイを巻くのを習慣づけると良いと思います。ただ、この場合、会社がお休みの日が困りますけれども。

<毎日使うor休ませる>
機械式時計の場合、毎日ずっと動いている方が潤滑油が適度になじむといわれています。その結果、長持ちします。ですので、できれば毎日使ってあげる方が良いでしょう。また、何ヶ月も使わないと、潤滑油が凝固することがありますので、注意が必要です。

<爪を切るのとカレンダー合わせは夜やっちゃダメ>
機械式腕時計のカレンダーには、日付送り歯車という歯車が動いていまして、この歯車が、夜の時間帯にカレンダーの円盤と噛み合っています。このため、夜、カレンダー合わせをしますと、日付送り歯車、カレンダー円盤ともに噛み合わせの歯に負担がかかってしまいます。夜9時から午前1時までの間は、カレンダー合わせをしないようにしましょう。

<お掃除の方法>
ケースや金属ブレスは使っていると汚れてきます。特に、ブレスは、汗や皮脂で結構汚れています。
ケースは、柔らかい布で拭きます。ラグやベゼルなどの細かい部分は、歯ブラシか綿棒を使います。この時、歯ブラシは毛先の柔らかいものをお使いください。金属ブレスは、柔らかい布かあるいは、ウェット・ティッシュで拭きます。

<革ベルトはお肌のケアと同じ>
使っていると段々と味が出てくるのが革ベルト。傷んだ風合いは味とも言えますが、やはり日頃のメンテはした方が良いでしょう。
まず、柔らかい布で汚れを拭いてください。汚れが激しい場合は、革用のクレンジングオイルを使うと良いでしょう。そしてその後、革ベルトの「外側」は専用の保護クリームを塗ります。内側は肌にふれるので、クリームは塗りません。


いかがでしたでしょうか。
これらのお手入れは、何も難しくありません。ちょっと気をつけたり、ちょっと時間をとってあげるだけです。機械式腕時計は一生モノです。お手入れしながら、ずーっと使いましょう。


少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。


有限会社池田質舗

この記事を書いたプロ

池田正一

質屋・鑑定のプロ

池田正一(有限会社池田質舗)

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