プラチナの買取価格が下がって、怒られちゃいました...
さて、今日のコラムですが、「かつおとエルニーニョとプラチナの価格」についてお話したいと思います。
なんだか、「部屋とYシャツと私」みたいな題名になってしまいましたが笑、お読み下さい。
テレビを見ていますと、かつおが不漁で…なんていうニュースが流れていました(執筆時5/14)。
何やら海の温度が上がっていないのが理由だそうで。
海水温が上がってくれば、もしかしたら、かつおも戻ってくるカモ...とか何とか。
思い返せば、確か2011年にも海水温がどうこうっていう話を聞いたような記憶があります。
その時は、ちりめんじゃこの原料となるシラス(カタクチイワシの稚魚)が海水温が上がりきらず、不漁だったように思います。
ちょうど夏前の時期でしたから、今年は冷夏か…なんて思ったりしましたが、あいにく猛暑だったと思います。
と、つれずれなるままに思い返していましたら、今年は冷夏かな、と一瞬思いましたが、どうやらそう簡単に冷夏になる訳でもなく、今の段階ではまだ分かりませんね。
で、「冷夏」で思い出したのが、エルニーニョ現象。
そういえば、このような記事を見ました。
http://www.tenki.jp/forecaster/diary/t_yoshida/2014/05/12/11131.html
エルニーニョ現象が起きた場合、梅雨明けが遅く、冷夏になる傾向があります。
ただこれ、確実に冷夏になるという訳でもなく、エルニーニョ現象が確認されたにも関わらず、暑夏だったという事もありました。
ですので、断定は出来ませんが、もしかしたら冷夏になるかもしれない、という意識だけは、しばらくは持っていたいと思います。
ではそろそろ、私ども質屋の視点に切り替えますけれども、冷夏の場合、その夏は景気が悪くなります。
エアコンの売れ行やビールの売れ行きも鈍りますし、レジャーなどについても、ビアガーデンや海水浴場は閑散としてしまいます。夏ならではの経済活動が停滞してしまうんですね。
とこうなると、このコラムをずっと読み続けている読者の方はお気づきの通り、経済状況悪化=プラチナ価格下落要因、とみることが出来ます。もちろん、プラチナの価格は日本だけの経済状況で決まる訳ではありませんので、そう簡単に予想は出来ませんが、いずれにせよ、経済状況悪化=プラチナ価格下落要因である事は、これまでのコラムで述べた通りです。
で、この経済状況悪化は、株価下落の要因となります。
そりゃそうですよね、冷夏=経済活動が停滞、なのですから、企業の業績は当然厳しくなります。
となると、株価が下落する代わりに、金価格が上がる…かもしれない…という予想をしてしまいます。
「してしまう」と書きましたのは、これまた同じフレーズになりますが、金の価格は日本だけの経済状況で決まる訳ではありませんので、そう単純なお話ではない為です。
しかしながら、冷夏から連想すると、このようなストーリーが思い浮かぶ訳です。
冷夏だと経済状況は悪くなる、よって、工業活動に影響を受けやすいプラチナ価格には、悪い影響(下がる)を与えるのではないか。
となると、経済状況が悪くなれば、企業の業績は良くなりませんので、株価は下がるだろうと。
株価が下がると、より安全な金資産へと皆が集中し、金の価格が上がる、のではないかと。
とまぁこういう訳です。
さてさて、今年の夏はどうなるのでしょうかねぇ。
まぁ、使い古した言い方ですが、神のみぞ知る、という所でしょうか。
いかがでしたでしょうか。
たまたま見たカツオ不漁のニュースから、なんとなく思った事を書いてみました。
そういえば、エルニーニョ現象の「エルニーニョ」とは、スペイン語で、「神の子」という意味なのだそうですね。
という事で、今回は、神のみぞ知る、ならぬ、神の子のみぞ知る、でしょうかね。
少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。
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