ここまでは予想通り
さて、今日のコラムですが、「デフォルト回避と金価格」についてお話したいと思います。
アメリカ国債のデフォルトが問題となていましたが、デフォルト回避へと進みそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131017-00000001-jij-n_ame
では、このデフォルト回避がどのように為替に影響するかといいますと、ドル高円安へと影響すると思います。ざっくり言うと、騒がしかったアメリカの金融状態が一段落して、信頼出来る方(ドルを買う)に振れる、ということだと思います。
じゃあ、このアメリカ金融が、「信頼出来る方(ドルを買う)に振れる」という事が、金価格にどう影響するかですが、これは予想が非常に難しいのです。
アメリカ国債のデフォルト問題が持ち上がった時、普通に考えると、安定資産の観点から「金を買う」動きへとつながり、金価格は「上がるハズ」でした。
しかし、実際には、「手じまい売り」という動きにつながり、金価格は値下がりしたのです。
為替や金価格の予想は本当に難しいですね。
となると、デフォルト回避が、金価格にどう影響するかですが、普通に考えると、問題が解決され安心を得る訳ですから、「金にとっては売り要因になるハズ」です。
ですので、金価格は「下がるハズ」なのです。
がしかし、デフォルト問題が持ち上がったときに、本来、金価格が上がるハズが下がりました。これは、「ぐるっと回って逆に振れた」のだと理解しています。
なので、今回のデフォルト回避は、「金価格が下がるハズ」なのですが、ぐるっと回ってしまう可能性もあります...。
なかなか結論に至りませんが、結局どうなのだ、と言いますと、やはり、このデフォルト回避という要因は、金が売られる=金価格が下がる、事になると私は思っています。
少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。
有限会社池田質舗
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