選挙後の金の買取価格
さて、今日は、「上がるのか…下がるのか...」についてお話したいと思います。
最近、お客様から「金の買取価格はもっと上がりますか?それとも、そろそろ下がりますか?」という質問をよく受けます。私としましても、何とか良いアドバイスをさせて頂きたいのですが、こればかりは何とも言いかねます。
「もっと上がります!」とか「これから下がります!」と断定出来れば良いのですが、私も経済評論家ではありませんので、何とも言いかねます。
しかし、何とも言いかねます、だけではコラムになりませんので(笑)、金価格の基本的な考え方だけ触れたいと思います。
例えば、「デフレ脱却」という目的で経済政策を行う場合、する場合、金の価格へはどのような影響が出るのでしょうか。この場合は、中央銀行は金を「買う」行動に出ると思います。もちろん、金を買うという以外にも、国債を買うとか紙幣を増刷するとか色々あると思いますが、金への関わりだけを考えてみると、「金を買う」という行動だと思います。とすると、金の価格は上がる傾向を見せると思います。
逆に、「インフレ抑制」という目的で経済政策を行う場合、中央銀行は「金利を上げる」という行動に出ると思います。とすると、金は、「金利の付かない商品」ですので、金を売って紙幣に変えた方が良い、という流れが起き、結果として金の価格は下がる傾向を見せると思います。
さて、いかがでしたでしょうか。
このような考え方のみで金の価格が決まる訳ではありません。
「有事の金」と言われる様に、政情不安などの要因も金価格に作用します。
ですので、基本的な考え方だけ頭に入れておいて、あとは買取価格をこまめにチェックするしかありませんね。
少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。
有限会社池田質舗