金価格が下落するとしたら…
さて、今日は、「金買取価格とプラチナ買取価格の逆転の逆転」についてお話したいと思います。
池田質舗では、金やプラチナの買取を行っていますが、基本的に、金とプラチナは、買取価格がプラチナの方が高いのが通常の状態です。
例えば、百貨店の貴金属売り場などで宝飾品を見てみても、そういえばプラチナ製品の方が金の製品よりも比較的高くないですか?もちろん商品にもよりますが、同じぐらいの大きさ重さであれば、きっとプラチナ製品の方が高いハズです。
しかし、この1年ほど、金の買取価格の方がプラチナの買取価格よりも高い傾向でした。これは私どもからすると、金の買取価格とプラチナの買取価格が逆転しているように見えていました。
ですので、この1年ほどはずっと、買取価格が逆転していたのです。
例えば、昨年4月2日の買取価格を見てみますと、1gあたりの買取価格は、金が4390円、プラチナが4330円です。以後、1ヶ月おきに買取価格を見てみますと、
5月1日 金4230円 プラチナ3990円
6月1日 金4230円 プラチナ3990円
7月2日 金4040円 プラチナ3650円
8月1日 金4000円 プラチナ3500円
9月3日 金4190円 プラチナ3830円
10月1日 金4360円 プラチナ4100円
11月2日 金4370円 プラチナ4000円
12月1日 金4520円 プラチナ4200円
と、このように昨年1年間を通してみても、金の買取価格の方がプラチナの買取価格よりも高いことが分かります。
では、ここ数日の買取価格をみてみますと、
2月1日 金4830円 プラチナ4880円
2月2日 金4890円 プラチナ4950円
2月4日 金4900円 プラチナ4970円
2月5日 金4900円 プラチナ4980円
2月6日 金4970円 プラチナ5100円
と、このようにプラチナの買取価格の方が高くなっています。
金の買取価格の高騰もさることながら、プラチナの方が金よりも高くなるのは、私ども質屋からすると、通常の状態に戻った、という印象を受けます。
最近盛んに、「アベノミクス」云々と騒がれていますが、このアベノミクスは案外、逆転していた状況が、さらに逆転、というか、逆転していた状況が元に戻りつつある
、という事かもしれませんね。
少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。
有限会社池田質舗