ルイヴィトンとオードリーヘプバーン
さて、第6回のコラムですが、ダイヤモンドのグレードについてお話したいと思います。
いわゆる4Cですね。みなさん、一度は聞いた事があるのではないでしょうか。
4Cについて、知っている方はおさらいとして、まだ知らない方はじっくりとお読み下さい。
まず、4Cの意味ですが、頭文字Cから始まる4つの単語があります。
・Carat(=カラット)(大きさ)
・Color(=カラー)(色の等級)
・Clarity(=クラリティ)(透明度)
・Cut(=カット)(カットの等級)
では、それぞれの意味を挙げていきます。
・Carat(大きさ)
→石の重さをを表しており、1カラット=0.2gです。
・Color(色の等級)
→一番良いのは無色のものが一番良いとされています。純粋無色のものをDカラーと呼びます。
→GIA基準では、無色D〜E,F,Gと進むに従い、ほとんど無色、わずかな黄色、薄い黄色...とグレードが下がります。
→そのほかピンクや部r−、あるいはグリーンなどの色もありますが、これらは別の分類評価となります。
・Clarity(透明度)
→透明度が高い=ダイヤモンドに含まれる不純物が少ない、ほどグレードが高くなります。(不純物は光の通過を遮ってしまいます)
→GIA基準では以下のように分類されます。
FL(Flawless) フローレス 無キズ
IF(InternallyFlawless) インターナル・フローレス 内部無キズ、表面にかすかなキズ
VVS (Very Very Slightly Included)10倍の拡大で発見困難な微小の欠点
VS (Very Slightly Included) 10倍の拡大で発見が多少困難な欠点
SI (Slightly Included)10倍の拡大で発見が容易、肉眼では困難
I (Imperfect) 肉眼で容易に発見できる
・Cut(=カット)(カットの等級)
→カットは以下のように分類されます。
エクセレント (EXCELLENT)
ベリーグット (VERY GOOD)
グッド (GOOD)
フェアー (FAIR)
プアー (POOR)
と、このようにダイヤモンドの評価基準「4C」が定められています。
とは言え、一番大事なのは、やはり宝石との「出会い」ではないでしょうか。
工業製品と違い、ダイヤモンドは自然環境の下で長い年月をかけて、自然界の炭素に高温高圧がかかることで生成されます。
ですので、同じ値段、同じ評価のダイヤモンドは存在しても、まったく同じダイヤモンドは存在しないのです。
もし、お手元にダイヤモンドがございましたら、その輝きに長い年月への想いを馳せてはいかがでしょうか。
少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。