夫源病(ふげんびょう)の解決方法
家庭問題のカウンセラーとしてお聞きする相談の中には「夫婦のセックスレス」の問題が多くあります。
セックスレスの定義をみなさんはご存じですか?
ふざけあったり、触れ建ったり、抱きしめたり、1つの布団で寝たりというセクシャルコンタクトがないままに1カ月以上たっている状態のことを言います。
ジャックスジャパンが行った「SEXサーベイ2020」では、婚姻関係にあるカップルの51.9パーセントがセックスレスであると答えていて、年々増えている傾向にあります。
1年全くセックスがないと答えている男性が41.1%、女性が49.5%です。
セックスレスになる原因はなんでしょうか?
過去の夫婦間のトラブルが未解決の場合にはセックスレスになりやすいです。
浮気・拒否された。
中絶や望まないセックスの強要
などが未解決のままセックスレスになっていきます。
男女のセックス観の違いもセックスレスになる原因になっています。
男性は勃起と挿入に拘るので、それができないと自信を喪失します。
また、女性はセックスで誰もがオーガズムを経験できると思っていると「オーガズム神話」を信じて、自信を無くしたり演技をするようになります。
そんな様々な理由が、セックスを苦痛なものにしていきます。
そう考えると男女のセックスにはセックス行為に対する欲求はもとより、考え方にすれ違いがあるのだからその違いを知り、話をすることこそがとても大切です。
しかし、イメージ的にはセックスは卑猥なもの、忌まわしいもの、めんどくさい話と誤解されて日の当たるところでは蓋をされています。
そして陰では過激でアブノーマルなものばかり目立って出回っているので、ますまず誤解を招くのです。
私のカップルカウンセリングでは、セックスの話はとても重要なことだと思っているので、相談に見えたご夫婦にはレスではないかと確認します。
お互いの認識にずれがない場合にはいいのですが、お話をお聞きすると
「このままでいいとは思っていない」
と答えるご夫婦が多いのが現状です。
なので、セックスに対するお互いの価値観や認識の違いを話し合いできるようにカウンセリングの中ではテーマにします。
まずは相手の価値観を知ることがとても大切なのです。