コミュニケーションに欠かせない「応答」はなぜ難しいのか
千葉県、市川市、船橋市の【My Piano room】ピアノ・音楽教室、矢田美麗です(^^)
今日は以下について投稿してみたいと思います。
【過去記事】
・発達障害 対応に迷ったら⑥ ペアレントトレーニング
・発達障害 対応に迷ったら⑤ ABA療法とは
・発達障害 対応に迷ったら④ 視覚優位の子は目立つ色を見つけやすい
・発達障害 対応に迷ったら③ 冗談が通じない!?
・発達障害 対応に迷ったら② 夢中になって話を聞いていない
・発達障害 対応に迷ったら① 突然!違う話をし出す
HSP(HSC)とは
最近「繊細さん」という言葉をよく聞きます。
HSPとはハイリー・センシティブ・パーソン(主に大人)、HSCとはパーソンがチャイルド(主に子ども)になった言葉です。
その言葉通り、生まれ持った先天的な気質であるということを、アメリカの心理学者、アーロン博士が提唱しました。
HSPについてより細かく書かれていたサイトを引用します。
HSPは非常に敏感な人の総称で、その中で細かく分類されるのがHSSやHSEです。
・繊細 + 刺激を求めない + 内向的=HSP
・繊細 + 刺激を求める + 内向的=HSS型HSP
・繊細 + 刺激を求める + 外向的=HSS型HSE
・繊細 + 刺激を求めない + 外向的=HSE
「発達障害の人はHSPになりやすい」という話もよく聞きます。
色々と調べていきますと、
神経伝達物質が多い時に繊細になるとも言われている
と書かれていたサイトもありました。
仮にこれが医学的に証明されるとすると、いわゆる発達障害のADHD特性の特徴である、【神経伝達物質の不足による行動制御コントロールの難しさ】とは逆の形になります。
それではなぜ発達障害の人はHSPになりやすいのでしょうか。ここからは私の想像ですが、もしかしたらストレスと関係があるかもしれません。
極度のストレスは神経伝達物質を狂わせる?
これはあくまでも私の想像ですが、繊細さんになりやすい人=いつも頑張りすぎている人・・・なのではないかと思うのです。
もちろん繊細じゃなくてもみんな頑張っているとは思うのですが、その中でも「頑張りすぎている」人は、案外自分が「頑張りすぎている」ことに気づいていないのではないかなと。。
そして「頑張りすぎている人」ほど、人から心配をされても「いや大丈夫だよ」とか、「私は平気」と言ったりとか、「私は頑張らなきゃいけないんだ」と思っているのではないかなと思うのです。
子どもの場合も同じで、よく泣いている子を見て「泣かなくて大丈夫だよ」と声をかけることがあると思いますが、これって「No」と言っていることにならないかな・・。
泣きたいから泣いているのであって、「泣かなくていいんだよ」は、相手の行動を否定している(大袈裟ですが)になっていると思うのです。
泣きたい時は泣いていい。むしろ、私はその方がいいと思うのです・・・。
頑張っている人は、常に「大丈夫」と言っている、本当は大丈夫じゃないのに大丈夫じゃないと言えずにいる、つまり、大丈夫と言ってる自分に「No」と言っていることにならないでしょうか。
それが溜まって、ストレスとなってしまうのではないでしょうか。
極度のストレスは反射的に迅速な情動反応へと切り替わるそうで、この情動反応は神経伝達物質を過度に表出させてしまうそうです。
元々ADHD特性の人は普段、この神経伝達物質が不足していることが明らかになっていますが、普段不足しているはずのものが過度に表出されてしまう。すると、極端な癇癪へとつながる可能性が高くなるのです。
癇癪はストレスを表に出すものですが、表に出せない人もいます。表に出せない人は、極端に言うとうつや引きこもり、または繊細に繋がる・・・?ということなのではないかなと思ったり・・・(あくまでも想像ですが・・・)
チック症とは
チック症には主に以下の3種類があります。
・暫定的チック症:運動チックまたは音声チックがみられるが、持続期間が1年以内の場合
・持続性チック症(慢性チック症):運動チックまたは音声チックの一方だけが1年以上みられる場合
・トゥレット症候群:運動チックと音声チックの両方が1年以上みられる場合
典型的には暫定的チック症から始まり、ときに持続性チック症やトゥレット症候群に進行します。
ADHD特性の人は合併しやすいと言います。
原因は遺伝の可能性もありますがはっきりはしていません。
チックの症状を自分で止めることは困難で、精神的に不安定な時は特に止めようとすると悪化することもあるそうです。
治療はいくつかありますが、お薬もあるようですね。
子どもの場合では、やはり落ち着ける環境と言葉かけが大事なようです。
いずれも精神的に落ち着ける環境を
いずれの場合も、日頃の気持ちの不安定さや、得手不得手の差の大きさや、なによりも発達特性は「自分ではなかなか気付けない」という特徴ゆえに起こり得るものなのかも知れません。
本人がリラックス出来る状態を、まわりの支援者が整えてあげることも必要なのかも知れません。
HSPのお話をラジオにてトークしています
HSPについてもう少し詳しくお話しています。
Stand fm ラジオ配信
ただ、HSPが医学的根拠によるものではなく、あくまでも「精神的な特性」であるものと仮定してお話しています。
関連記事 【発達障害とは】~主な症状~
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