非常識とも思える発想で新しいものを生み出す! <浦安市川の中小企業支援コラム>
日経トップリーダーは、令和4年の稲盛氏ご逝去後、2年以上に亘り同氏のコラムを連載、巻頭にある訳でもない単なる白黒のコラムが、毎号非常に高い評価を得たと言う。そのコラムも、ついに12月号で終わる。その最終版を以下要約抜粋して紹介します。
★ 私は「強い意志」、また「燃える闘魂」を経営者が持っていなければ、経営は出来ないと考えています。もし、業績が上がらないとすれば、それは経営者の意思が弱く、闘魂がないからだと思うのです。
★ 「強い意志」とは、心の内から湧き出てくるような、静かではありますが、強烈な思いのことです。私は京セラを創業して間もない頃から、新規顧客の開拓を目指し、飛び込み営業を続けていましたが、知名度も信用も実績もない当時の京セラでは、すげなく断られることが殆どでした。然し、どんなに難しく困難な状況であろうとも、「強い意志」を持って、決して諦めることなく、粘り強くお客様を訪問し続け、受注活動に努めて活路を開いていきました。それを例えるなら、水滴が大きな岩を穿つようなもので、果てしなく続けることで、やがて水滴といえども、岩を穿つことが出来る、血路は必ず開けるのです。ではそのような「強い意志」はどこから出て来るのか。それは、楽観的なまでに未来の可能性を信じる心があるからで、如何なる困難に遭遇しても「何とか出来る、何とかなるはずだ」と、創意工夫をこらし、知恵を巡らし、打開策を必死に考えることが出来るのです。大切なことは、この「考え続ける」ということです。「徹底的に考え尽くす」ということが無ければなりません。
★ 「強い意志」があっても、巨大なもの、強大なものに挑戦していくようなときには、どうしても気持ちが怯むことがあります。俗っぽい言葉で言えば「びびる」ことがあります。それを乗り越えるのに必要なのが「燃える闘魂」なのです。血で血を洗う修羅場で必要なものは、「絶対に負けるものか」という外にほとばしり出るような闘魂だと私は考えています。
★ 京セラの創業期は、先発大企業に凄まじい闘志を燃やし、「京都一、日本一、世界一になろう!」と社員と一丸となって事業活動に取り組んだ結果、眼前にそびえ立っていたはずの先発大企業を抜き去り、世界一のセラミックメーカーに成長することが出来ました。巨大なNTTに対抗する新電電を立ち上げ、今はKDDIとして成功させ、二次破綻まで危惧されていたJALの再建を果たすことが出来たのも、「燃える闘魂」あってこそ、なのです。私は困難な状況であればある程、真正面からその困難に対峙し、強く純粋な思いを抱き、未来の可能性を信じ、真摯に創意工夫を重ねて参りました。ここに企業経営の要諦があると考えています。
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