便利になった電子申告と近未来　　　＜浦安・市川の中小企業支援コラム＞

平成１６年に電子申告がスタートしてから１４年になります。スタートから３年間は普及がほとんど進んでいなかったのですが、平成１８年１１月に還付までの処理期間を６週間から３週間に短縮し、平成１９年１月には納税者の電子証明を省略し、税理士の電子署名みで可能とし、更には、平成２０年　１月　確定申告の添付書類の一部が省略が可能になったあたりから、急速に普及が進みました。

平成２８年度実績

８月に国税庁が公表した平成２８年度の実績は下記の通りです。

法人税申告　７９％（前期比４％アップ）
法人の消費税申告　７７％（前期比４％アップ）
所得税申告　５４％（前期比１％アップ）
個人の消費税申告　６３％（前期比４％アップ）
法定調書申告　５８％（前期比３％アップ）

確定申告シーズン以外でも土日対応あり！

確定申告シーズン（２月１６日～３月１５日）は２４時間対応していますが、通常は8時30分～24時が利用可能時間です。これまで土日が使えないのは大変残念に思っていたのですが、今は下記については、土日も対応しています。

5月、8月、11月の最終土曜日及び翌日の日曜日

８月２６日（土）に電子申請をダメ元で送信したら、受信されたのでビックリ？！　８月の最終土曜日なので、ＯＫでした！！

法人の電子申告義務化やペーパレス化の推進

２０１８年度の税制改正で、法人が法人税と消費税の税務申告をする際、電子申告を義務化する動きが進んでいます。納税手続きをめぐる官民の事務作業の効率化が狙いですが、早ければ2019年度から適用となる予定です。その他、証拠書類のペーパレス化（スキャナ保存制度）も益々進展しそうです。


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