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和泉俊郎

黒字化支援から相続まで親身にサポートできる税理士

和泉俊郎(いずみしゅんろう) / 税理士

和泉税理士事務所

コラム

営業・生産、「現場」が全て!   <浦安・市川の中小企業支援コラム>

2015年11月23日

コラムカテゴリ:ビジネス

かつてはビール業界の不動の雄だったキリンですが、2000年にスーパードライで大躍進したアサヒに首位を奪われて以来、久しく首位から遠ざかっています。ところが、実は、2009年に一度だけ首位を奪回したことがあります。その時の社長が松沢幸一氏です。現在は、北海道大学新渡戸カレッジ・フェロー、首都大学東京客員教授として活躍されているのですが、苦労人の言葉が似つかわしい松沢幸一氏の愚直な経営哲学を、以下要約抜粋して紹介させて頂きます。

小変の積み重ねが大事

40歳で京都工場の工場長になった時、本社が策定した技術や品質標準の通りに動いていると思っていたところ、現場は全然違いました。昔の工場は手作業が多い。品質のバラツキや事故、機械のトラブルは日常茶飯事でした。社員に始末書を書かせ失敗を繰り返すなと訓示するのですが、翌日になるとまた起きるんです。「これはいかんな」と思いました。第一線の人たちは目の前の仕事と格闘するのに精一杯だったのです。リーダーが現場の一人一人の考えや悩みを汲み上げて、それを組織目標に変えていかなくては、工場はもちろん会社全体も良くなることはありません。そこで、一人一人にとって何が問題なのかを吸い上げて、組織の課題として共有するように切り替えて行きました。チームとして解決に取り組むと、皆の気持も纏まりプラスの効果が生まれました。これが私のマネジャーとしての原点です。業務の改善を進めるとき、いきなり大きな変化を起こすのは大変ですから、コツコツと小さな変化を積み重ねていくことが大事です。私はこれを、「小変の積み重ね」と言っています。

劣勢な営業戦線でも負けない法

販促費が少なくても、優れた指揮官とファイティングスピリットがあれば、劣勢な営業戦線を持ちこたえることが出来ます。個々人が自分の役割を考えて、組織のために自分のベストを尽くすことが出来れば、好結果に繋がります。問題は現場のモチベーションをどういう風に上げて行くかです。その為にリーダーとして大事なのは、人に生かしてもらっていることを忘れずに、思いやりの心を持って、周りの人達のために働くこと。「部下たちが気持ちよく力を発揮できる状態にする」ことだと思います。

大切なのは、一日10分でも努力を続けること

世の中はどんどん変化していきますから、変化の中で努力を続ける以外に方法はありません。努力は、人生を楽しくするものだと私は考えています。そうすれば、継続が苦になりません。大切なのは、1日10分でもいいので、努力を続けることです。続けていれば、自然に能力がアップしていき、ある日、成長した自分に気づく日が来ます。


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