令和6年度税制改正大綱 賃上げ促進税制の改正 <浦安市川の中小企業支援コラム>
「モーレツからビューティフルへ」の高名なコマーシャルは、行き過ぎた経済至上主義への警鐘であり、時に誤解を受けながら、それでも突っ走り続けたダンディーな名経営者が82歳で故人となりました。一橋大学の野中名誉教授が「最良の経営者」と讃える富士ゼロックス・元会長の小林陽太郎氏の言葉を以下要約、抜粋して紹介させて頂きます。
時間をかけて思慮することが大切に
素心深考。その文字が表わす通り、素直な心で、しっかり考えるという意味です。とにかく考える前に早く行動しろといったことが尊ばれる現代だからこそ、あえて時間をかけて思慮することを大切にしたい。「How(どうやって)」だけではなく、「Why(なぜ)」の部分、つまり問題の本質を見抜くことが重要です。そのためには、心の有り様が素直なことが不可欠なのです。新しいものを生み出すには、常に探求し続けること、そして、そのためには、人の話を謙虚に聞くことが大切です。他人のアイデアを素直に認めること、新しいアイデアに寛容であること、そこから創造性が生まれるのです。
地方の長寿企業から人間力を学ぶ
富士ゼロックスは1980年代に、地方の、しかも異業種の企業と組んで、合弁の販売会 社をつくりました。その目的は全国的な営業力の強化だったのですが、このときパートナーとなった企業は、いずれも100年近い歴史を持つような優良企業だったのです。そうした企業には必ず素晴らしい経営者がいて、「技術を教えてやるんだ」というような態度で出向した営業の猛者タイプの富士ゼロックスの社員の多くが、こうした経営者から人として多くのことを学び、帰ってきました。結果的に、多くの社員の人間的成長につながりました。
本人にやる気さえあれば、人は変われる!
“なぜやれないか”を訊いているのではなく、“どうしてやるか”を訊いてるんだ。必要なのはセンス・オブ・オーナーシップです。何事も他人事にしない自己責任に裏付けされた強い当事者意識です。チャンスが与えられ、本人にやる気があれば、人は変われるのです。まず、組織の上に立つ者が頭を切り替えなければ、競争に勝てる戦略は生まれてきません。
面白いと思えなければ、仕事は善くならない
ビジネスを成功させるために必要なのはABCDだ! A(Aspire/志を持ち)、B(Believe/成功を信じ)、C(Commit/本気で取り組み)、D(Do/計画を行動に移していく)。そして(Enjoy/それらを楽しみながら)、面白いと思えなければ、仕事はよくならない。仕事がよくならなければ、会社は強くならないし、社会貢献もできない。
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