年の初めに、敢えて、やらないことを決める!    <浦安・市川の中小企業支援コラム>

和泉俊郎

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日経トップリーダー1月号は、新春特集を組み、「年の初めに、敢えて、やらないことを決める!」、その重要性を説いています。以下要約・抜粋して紹介致します。

何故やらないことを決めるのか

それは攻めるためだ。不可侵領域を定めることで、戦略がより明確になる。「選択と集中」と云うが、選択には二つある。やるべきことを決める方法と、やらないことを決める方法だ。どちらが厳格かと云うと後者だろう。やるべきことを決めるのは、優先順位を決めることであり、その線引きに峻厳たる明快さはない。一方、やらないことを決めるのは、その領域には決して進入しないと云う強い意思表示であり、自らの存在価値の輪郭を際立たせる。経営学の泰斗、マイケルポーターは「戦略の本質とは、何をやらないかと云う選択である」と喝破し、ピーター・ドラッガーも「誰にとっても、優先順位の決定はそれ程難しくない。難しいのは劣後順位の決定、なすべきことでないことの決定である」とその重要性を説く。やらないことを決めるのは事業分野に限ったことではない。経営者を取り巻く様々な局面で、やらないことを決めれば、進むべき方向がくっきりと見えてくるはずだ。

やらないこと宣言

ナットを中心としたパーツ類を大手メーカーへ納入する西精工㈱<徳島>の西社長は、本特集で「やらないこと宣言」をした5人の社長の一人で、「お役立ち度の高い製品以外は作らない」と宣言した。「社員全員が月曜日の朝、会社に来るのが楽しいと思うこと-それが私の目標です。ではどうすれば楽しくなるか。それは人の役に立っていると実感することです。お客様の役に立っている、地域の役に立っている、仲間の役に立っている。仕事をする上ではこの『役に立っている』と云う感覚がとても大事だと思っています」「そこで今、『お役立ち度』を基準に仕事全般を見直し、取引額が2番目に大きかった取引先とのご縁を切りました。『お役立ち度』の低い仕事は、量が確保出来るからと続けても、社員は楽しくないので頑張れない。『儲かるか儲からないか』ではなく、『役に立っているかどうか』で決断して行く。新興国との競争が益々厳しくなる部品業界では、こうした戦略のメリハリが、今後とても重要になると思います」


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