令和6年度税制改正大綱 賃上げ促進税制の改正 <浦安市川の中小企業支援コラム>
三菱東京UFJ銀行は、10月1日より、基準金利1.3%から最大で0.9%金利優遇、経営革新等支援機関に認定されたTKC会計人が毎月監査する中小企業を応援するローン「極め」(総額1千億円)の提供を開始しました。このローンの開発者、池田執行役員が、“中小企業経営者への熱き思い”をTKC会報10月号で語っていますので、以下要約・抜粋して紹介致します。
1)私は、銀行員にも上中下があると思うのです。融資の話をするときに、下の銀行員は「担保があるなら貸します」と言い、中の銀行員は「決算書で利益が出ていれば貸します」と言います。でも、去年の決算が良かったから貸しますと云うのはどうでしょうか。中小企業の決算というのは毎年毎年状況が変わるものですよね。上の銀行員は、経営者の経営姿勢に貸すのです。この経営者は貸しても良いと判断したら、時には赤字でも貸す。社長の生き様とか、真剣さとか能力、そう云うものに賭けるのです。実績を上げる銀行員と云うのはみんな共通して、経営者の経営姿勢についてチャンと説明できます。
2)日本のトップバンクとして中小企業金融への取組が要請される中、ここに一つヒントがあるなと私は前から思っていました。この「上の銀行員」の集団を作ったら、貸しても貸倒れはしない、トップバンクらしい中小企業金融への取組ができると。問題は、どうやってそういう経営者にフォーカスすればいいのかが分かっていなかったことです。金融円滑化法終了後の中小企業支援策として、事業計画が作れ、決算書で自社を語れる経営者を育成する為、経営革新等支援機関が創設されましたが、その勉強をしている内に、その支援は、既にTKC会計人が実践していると知り、それならまずはそこにフォーカスしようと、こうなったのです。
3)我々が中小企業取引をするときに、何に一番体力を割いているかと言いますと、その決算書の中身の信憑性なのです。TKCの「記帳適時性証明書」が付いていると、“その決算書は正しい”と、私はすごく腹落ちしたのですが、鵜呑みに出来るのです。そういう意味では銀行員の仕事の7割位を代わりにやってくれている、そうすると銀行員は本当に貸して良いのかどうかに仕事の重心を移せる訳です。
4)借りた経営者が友人に自慢できる水準はどこにあるかで金利水準を決めました。“社会に一石を投じる”の気概で、「金融機関はキチンとした姿勢の中小企業にはリスクを取っていく」との運動を、地域金融機関をも巻き込んで興したい。
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