「相手の立場で考え対応する」をモットーに生前整理や遺品整理などのサービスを提供（3/3）

孤独死の現場に対処する特殊清掃も実施

　高齢化が進む中、孤独死が社会問題にもなっています。近年は、こういった部屋の後処理、遺品整理の依頼も増えているそうです。

　「弊社は高い特殊清掃のノウハウを有しており、お亡くなりになってから発見まで時間がたっている場所も、専用の薬剤や機材を用いて汚れを落とし、消臭いたします」
　
　数々のシーンに立ち会ってきた大邑さんは、自身の経験から遺品・空き家整理、孤独死など業界の現状に関するセミナーの講師も務めています。

　「業者と料金面などで後からトラブルになるケースもあると聞きます。弊社では、現場の状況やご要望、ご予算をふまえた見積もりを立て、ご納得いただいた上でご契約いただきます。また、依頼者さまから信頼していただけるよう、ホームページではスタッフの名前と顔写真を掲載し、責任をもって業務にあたっています」

　大邑さんの会社は、関東エリアだけでなく全国各地への出張にも対応。「2018年に、広島県や岡山県を中心に甚大な被害を及ぼした西日本豪雨の時には現地に赴き、家屋の泥のかき出し、消毒・消臭などを行いました」

　相手に寄り添い、家財整理のプロとして柔軟な姿勢で事業を展開する大邑さん。活躍の場はさらに広がりそうです。

（取材年月：2021年5月）

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⇒1000件以上のさまざまな家財整理に携わった現場経験に強み