「相手の立場で考え対応する」をモットーに生前整理や遺品整理などのサービスを提供（1/3）

故人や依頼者の心情に配慮した丁寧な仕事を大切に

　千葉県木更津市に拠点を構える家財整理専門会社「エバーグリーン」では、生前整理、遺品整理、特殊清掃、ごみ屋敷の整理・清掃、火災・水害現場の復旧、ペットを多頭飼育している家の片づけなど、さまざまなサービスを展開。年間で200から250件ほど相談があり、これまで1000件以上を手掛けてきました。

　「仕事をする上で心がけているのは、お相手の立場で考えること。他人である私たちを信用して依頼してくださった方のためにスタッフ一同、誠心誠意取り組みます」と話すのは、同社の代表・大邑政勝さん。

　終活の一環として行う生前整理では、もしもの時に備え、家族に負担をかけないよう依頼者の身の回りを整理します。また、老人ホームや介護施設へ入居する際の自宅の片付け、断捨離にも応じています。「女性のお部屋であれば、弊社の女性スタッフがお伺いしますので気軽にお問い合わせください」と大邑さん。

　遺品整理では、故人の品を整理して適切に処分するほか、貴重品や思い出の品探し、清掃などを行います。「家具や家電、衣類、日用品などの片づけや処分は重労働です。高齢の方や悲しみに沈むご遺族にとって負担が大きいので、私どものような専門家にお任せいただきたいですね」

　大邑さんは「故人が生きてきた証しを、次の世代につなぎたい」と、遺品は一つひとつ丁寧に仕分けし、遺族に確認してもらった上で形見分けしたり、回収したりしています。「全て処分してほしい」と言っていた遺族も、きれいに整理された遺品を見て「きちんと残してくれてありがとう」と感じ入ることが少なくないそうです。

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