生前整理アドバイザー
生前整理アドバイザーは、自分や家族といった身近な人が、より良い生前整理ができるように2級、準1級、1級と段階的に知識を身につけていく資格です。片づけやエンディングノート作成など、自身が生前整理をするためのノウハウから始まり、写真や財産を整理する方法、遺言書の種類や作成サポートなどについても学習。生前整理を進めるための心得や手法をアドバイスするなど、よき相談者として寄り添います。
生前整理認定作業士
生前整理認定作業士は生前整理アドバイザー2級認定者以上を対象にした資格で、依頼者の自宅などに訪問し、生前整理のサポートをしてくれます。身の回りを整理し「思い出の品として残しておく物」「相続にからむ大切な貴重品」「使わない物」に分けて所定の場所に片付け、不用品を処分するといった実作業や清掃を手伝ってくれるだけでなく、介護や葬儀など終活にまつわる課題についても一緒に考え、アドバイスをしてくれます。
生前整理診断士
生前整理診断士は生前整理アドバイザー2級認定者以上が取得できる資格で、片付けや介護、葬儀、相続などに関する相談窓口として活動。内容に応じて各分野の専門家につなげてくれるのが特徴です。生前整理は自分の持ち物を仕分けて片づけるだけでなく、財産の把握・整理をしたり、介護や葬儀について意思表示をすることも含まれます。これら終活の悩みに、物・心・情報の観点から総合的にアドバイスをしてくれます。
遺品整理士
遺品整理士は、主に故人の荷物を対象としています。亡くなった人の自宅に出向き、必要な物と不用品に分け、不用品は法律にのっとり適切に処分してくれます。依頼者の要望に合わせ思い出の品を供養したり、家具などはリサイクル品として活用したり、金銭的に価値がある物は査定・買い取りに対応しているところもあります。また、荷物の仕分けや処分に加え、部屋・住まいの清掃にも応じているところがほとんどです。
遺品査定士
遺品査定士は亡くなった人の遺品を査定し、買い取りを行う専門家です。故人が集めていた壺や茶器、書画や絵画といった骨董品や美術品、金やプラチナ、宝石などの貴金属、ブランド品と対象はさまざまです。「故人が大切にしていた物を必要とする人に使ってほしい」など故人と遺族の思いに寄り添い、遺品の価値を丁寧に判断してくれます。遺品を無駄にせず、次の使用者へとつなぐことで遺族の心の負担軽減にもつながります。