賃貸住宅管理業者登録が完了いたしました。
●資産の管理 ~前回のおさらい~
さて、前回は、次の2点についてお考えいただきました。
①財産の状況を把握し、それを次代の方に伝えられるようにしていますか?
②財産の管理を適切に行い「負動産」にしない対策をしていますか?
●財産の把握について
不動産について
財産の全てを把握するのには、やはり財産の一覧表を作成することをおすすめします。不動産であれば、各自治体から送られてくる固定資産税の納税通知書を参考にします。
ただし、非課税の不動産(道路等)は、記載されていない場合もあります。そこで、各市町村役場にて資産証明書等(自治体により名称が異なります)を取得すると、より正確に把握することができます。
貯金について
また、口座の一覧も作成することが大切です。こちらは通帳やキャッシュカードで確認します。より正確に把握するには、各金融機関にて名寄せをしてもらうことが重要です。
有価証券・生命保険等について
これらについては、各取り扱い会社に問い合わせをする必要があります。どの会社に問い合わせるべきかは、自己の記憶、郵便物、通帳の履歴などから推測します。
●負動産にしないために
価値の下がる財産
財産の中でも、預金や、有価証券等の財産は基本的にメンテナンス(修理等)をせずともその価値が下がることはありません。しかし、不動産のうち特に建物は、定期的なメンテナンスをしなければ、その価値はより急激に下がってしまいます。
現在使っていない家屋・アパート・小屋等はありませんか?。適切に管理しなければ、次代の方が解体費用を負担するだけの負動産となりかねません。
適切な管理にはいいことが
逆に適切な管理をしていると、当該物件の選択肢がぐっと広がります。自己利用、売却、賃貸など様々な選択肢を検討することができます。
特に空き家に関しては、適切に管理をしていれば、賃貸することも可能です。実際、弊社の空き家管理サービスを利用していたオーナー様が当該物件を賃貸に出した案件も複数あります。しっかり管理をしていなければ、貸すことができなかったり、貸したとしても家賃が安くなってしまうおそれがあります。
準備はお早めに
オーナーの皆様はまず、ご自身の財産の状況を把握されることから始められると思います。その作業は、結構大変で時間がかかってしまいます。年が明けた今、心機一転ご検討してみてはいかがでしょうか。