SBGの決算発表から改めて感じた「投資ルールの重要性」
こんにちは、秋田のファイナンシャルプランナー、土田です。
日本がどんどん貧しくなっていっていますが、ここ数年のエネルギー価格高騰や円安でそれが加速していっています。
富裕層を除けば、日本人が日本産の食材を選べなくなる日が近づいているということかも知れません。
日経新聞Web版「和牛離れが止まらない 卸値4年ぶり安さ、売り場も縮小」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB02ACQ0S4A800C2000000/
以下引用
和牛の価格が低迷している。物価高のなかで高級品に位置づけられる和牛は売れ行きが鈍い。消費者が離れ、和牛を扱わなくなったスーパーもある。卸値は新型コロナウイルス禍で需要が停滞していた2020年6月以来の安値まで下がった。値上がりに転じる気配はなく、コスト高で苦しむ農家の採算は一段と厳しくなっている。
日本食肉市場卸売協会(東京・千代田)によると、東京市場では最高等級「A5」の7月の卸値が1キログラム2377円(去勢の加重平均)となり、前年同月比7%安だった。5カ月連続で前年を下回って、4年ぶりの安値になった。
20年は新型コロナ禍で需要が低迷して年初に卸値が下がった。その後「巣ごもり消費」で高級食材の需要が強まったアジアや米国向け輸出が増えて、価格が上昇。相場が1年を通じて大きく動いた。
足元で相場が低迷している最大の要因は消費の弱さだ。埼玉県川口市内のスーパーで、牛肉のこま切れを買った50代の女性は「和牛は買おうと思える値段じゃない」と感じる。
店頭に並ぶ和牛は100グラムで1100円。女性は「どの食材も高くなっているから、食べたくても手を出せない。買うとしても年末年始ぐらいかな」とこぼした。
近隣にあるスーパーでは、春ごろまで店頭に並べていた和牛を7月以降、ほとんど置かなくなった。国産の牛肉売り場は、和牛と乳牛を掛け合わせた「交雑牛」、搾乳できなくなった乳牛を食用にした「乳牛」といった割安な肉の扱いが中心になっている。
引用終わり
記事の通り、日本では和牛離れが起こっているようですが、その理由は価格。
とはいえコロナ前に比較しても値下がりしているにも関わらずです。
政府・日銀では、景気は回復基調と言っていますが、(それで金利も上げましたが結果は市場からは受け入れられないものでした)残念ながら、現実は実質賃金が
5月まで26カ月連続で対前年比を割る(6月はプラスになったもののボーナスの影響が大きい)状態であり、物価高に対応できていない状態が続きました。
その結果、魚も海外に買い負け、和牛も輸出に頼る(輸出は昨年対比で11%増!1-6月期に過去最高を更新しています)しかなくなり、和牛は一般人にはなかなか食べられない食材になってしまいました。
インバウンドで観光立国!は逆を言えば「日本が安い」から海外から観光に来る訳で、それを国が目指している以上は、これからももっと貧しくなることを想定に入れないといけないと思います。
一方で格差も拡大しており、相対的貧困率(社会の大多数よりも貧しい状態の方の割合)がOECD加盟国平均約12%よりも高い約16%となっており、1965年の12%から大きく上昇しています。
大企業や公務員と中小企業の格差、地方と都市部の格差は主に所得格差で、これも広がっていますが、資産格差といって、どれだけ資産を持っているかの格差も大きくなっています。
大企業では福利厚生として顧問FPへの相談ができたり、退職金も確定拠出年金を活用したりと、金融教育や資産運用に対して積極的に活用するように勧めています。
給与が高い上に資産運用にも前向きになれる環境がある都市部の大企業サラリーマンと、地方の中小企業サラリーマンでは今後更に大きな格差ができることは間違いないでしょう。
ですから、地方に住む私たちもしっかりと資産運用を活用して格差を少なくする必要があります。
将来、和牛含め、国産の美味しい食材を使った料理が味わえるようにするためにも、ライフプランや資産運用は不可欠だと思います!
ライフプランや資産運用のご相談はこちらからどうぞ!
今日もありがとうございました。