「AI×ライフシフト時代」に対応するために
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
秋田では台風の様な暴風に真冬の寒さが加わるというとんでもない天気でした。
今年の冬は本当に厳しい冬でしたが、ようやく春の兆しが出てきましたね。
コロナ禍でもあり、東京などでは緊急事態宣言下にもある中で日経平均株価が3万円の大台を突破しましたね!
株価というものは実体経済を表すものではなく、もっと大きな視点で見なければ見誤るものだと改めて実感している次第です。
そんな中ですが、アメリカでは景気回復の兆しが出てきたようです。
日経新聞 2/17 Web版 「米長期金利が一時1.3% 1年ぶり高水準、景気回復期待で」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN16EE80W1A210C2000000/
以下引用
米長期金利の上昇が加速している。16日のニューヨーク市場で米10年物国債利回りは一時1.30%と先週末より0.10%上昇し、約1年ぶりの高水準となった。政府の経済対策に加え、新型コロナウイルスの新規感染が減少傾向となり、今後の景気回復期待が強まっている。
長期金利が1.3%台を付けるのは2020年2月27日以来で、米国でコロナ感染者が急増する直前にあたる。20年夏には0.5%程度まで低下していたが、景気回復期待とともに徐々に上昇し、21年に入って上げが加速した。
引用終わり
そしてもう一つ記事を紹介します。
日経新聞 2/18 朝刊 「コロナ下でインフレの芽 需要回復、供給追い付かず 金融政策の難度増す」
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20210218&ng=DGKKZO69204930X10C21A2MM8000
以下引用
米欧を中心に物価上昇圧力が高まってきた。新型コロナウイルス禍で多くの製品の供給や輸送力が細るなか、大規模な財政出動やワクチン普及による経済正常化で需要が急回復すれば、物価高が加速する可能性がある。インフレ圧力の高まりは金融引き締め観測や、長期金利の上昇と連鎖したドル高を誘う。金融政策のかじ取りは一段と難しくなりそうだ。
米国の1月の物価上昇率は1.4%とコロナ前の水準に迫る。米債券市場では今後10年の予想インフレ率が年2.2%まで上昇し、6年半ぶりの高水準となった。日本や中国の基調はなお弱いが欧州も1月の物価上昇率が0.9%と6カ月ぶりにプラス圏に転じた。
引用終わり
このようにアメリカでは物価と金利の上昇が起こっており、コロナの被害が日本と比較して大きいとはいえ、回復のスピードも速そうです。
しかし、記事にある通りで、今回の物価上昇はコロナによる物流量の目詰まりによる生産量減少や、生産コストの上昇で需要に供給が追い付かないことが挙げられており(記事によると海運運賃が昨年初めの2.5倍!)、これに内需を刺激する財政出動(先日バイデン大統領が行うと発表した1.9兆ドルの経済対策など)が重なると、需要と供給のバランスが更に崩れ、一時的とはいえ物価が過度に上がる可能性もありそうです。株価や物価も含めコロナで様々な価格の変動幅が大きくなっていて、政策一つで大きく上下する可能性もあるので注意が必要です。
そもそも今回のコロナによる世界の財政支出増加で世界経済は未知の領域に踏み込んでいる訳ですが、今後お金のあり方(信用や価値だけでなく暗号通貨や電子マネーなども含め)がどうなっていくのか、そしてその変化に対応するにはどうしたらよいのかも、より情報を集め考えていく必要性が出ています。
生活に密着したことでは、コロナ後の変化では長期的な視点で考えると「現金」の価値は大きく減る可能性が高いということも言えます。
つまり将来資金を預貯金や保険で運用するのは得策ではないかも知れません。
時代の変化とともに状況も変化していますし、当然常識も変化していくものです。
時代の変化に乗り遅れてしまわないようにしたいものですね。
何はともあれ、こういった社会が大きく変化する時代を生きられることは大変ですが楽しくもあることです。
漠然とした不安をお持ちの方は、その「漠然とした不安」が「不幸な現実」になる前に「安心」に変えましょう!
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今日もありがとうございました。