益々深まる「K」の傷とは?
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの土田です。
遂にコロナウイルスで死亡者が出てしまいました。
感染しても症状がないと普通に生活して、感染者を増やしてしまう可能性があるのは非常に怖いです。マスクや手洗いうがいなど自衛手段を駆使して乗り切りましょう(汗)
今日の日経新聞一面から
日経新聞2/14朝刊 「企業の終身年金、支払抑制可能に」
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20200214&ng=DGKKZO55574510T10C20A2MM8000
以下引用
長寿化で企業年金(総合2面きょうのことば)の負担が増している。公的年金を補完する位置づけだが、長生きする人が増え、受給者が亡くなるまで払う終身年金の企業負担が膨らむ構造だ。企業の財務負担を抑えるため、厚生労働省は平均余命が延びたら年間の支給額を減らせる仕組みを2021年度にも導入する。高齢者の老後資金を確保するには、就労環境の整備も欠かせなくなる。
引用終わり
記事の通り、企業年金の終身年金を減額可能にして企業負担を減らすことが可能になりそうです。
いわば、「会社が老後も面倒を見る」時代の産物である「終身企業年金」ですが、もはや時代に合わなくなってきたということでしょう。
特に、こういった「企業年金」制度がある会社のほとんどは所謂「大企業」です。
大企業では、退職金制度を一部「確定拠出型」に移行して、運用リスクを社員に移転していますが、その際に「金融教育」をしっかり行うところもあります。
企業としては「老後の面倒まではしっかり見れないけど、金融教育の機会は与えるので、自分で運用などして何とかしてね!」というメッセージですね。
東京などでは私の様な独立系FPなどを講師として、労働組合員向けにセミナーを開催するところも増えていると聞きますし、今後もこういった「自助の援助」的なものが福利厚生として定着していくかも知れませんね。※秋田でも昨年から数件そういったお問合せを頂いております!
日本の高齢化は、その水準、速度、そして奥行きで世界に例をみない、高齢化の課題先進国と言われていますが、こういった大きな危機を乗り越える上では、「健康寿命」と「資産寿命」をいかに伸ばすかが大切であり、これには行政や企業だけでは難しく、結局のところ「個人」の意識・行動が大切と思います。
最近のコロナウイルスでの政府や厚労省の対応に対して、「後手後手だ」とか「危機感が足りない」などという意見を多く耳にしますし、私もそう思っていますが、翻って、では自分はどうだろうか?と自問するとどうでしょう。
「人の振り見て我が振り直せ」と言いますが、私も様々な分野で、後手後手になっていることや危機感が足りないところなど、胸に手を当てれば「人の事言えないな」と思う事も多々あります(汗)
勿論、コロナウイルスの様な喫緊の問題では批判の声をあげる事も大切です。
しかしそれと同時に自分の胸に手を当てる機会にすることも、自分の成長のために必要ではないかと思いました。
という事!?で、既に「老後は国や会社が守ってくれる」時代ではありません!
こういった情報も、今を大切に生きながら、将来の安心にも種を植える。そういった新時代に対応した「資産形成」、そして「健康増進」と健康を不幸にも失ってしまった場合に備えた「リスクマネジメント」など、人生全体を考えた「ライフプランニング」をするきっかけにして人生を成長させられれば良いですね!
FPと一緒に考えたい!という方はこちらからお問合せ下さい。
今日もありがとうございました。