「人って、変われるんですか」
【社会】
(1)しばらく「安定」が続いています
近年、やや易しく感じられる社会の入試問題。
今年も概ね変わりませんでした。
配点など細部にも配慮がなされており、
良い意味でコントロールされた問題だと判断しました。
地理(世界地理・日本地理)と政治分野では、
資料の読み取りをもとにした記述問題が出題され
ていますが、文脈に合うように記述する力も
求められていることから、やや難しさを感じました。
歴史は既視感が強い問題が多いものの、
資料からの読み取り内容を記述する問題もあり、
疲労感が強く出る5教科目には、
なかなか酷な問題のように感じました。
(2)公民の大問は、3年連続同傾向でしたが・・・
令和7年度の大問4(1)は、
おなじみの憲法条文空欄補充問題。
今年で3年目ですね。
今回は秋田県教育委員会の資料と
憲法に共通して用いられている用語を
答える問題です。
少し解きやすくなってきていますね。
全般的に易しめの問題が
多く配置されていますが、
何よりも生徒たちの体力、集中力の観点
からいくと、社会はどうしても点数が
伸び悩みになりそうな気がします。
公立高校入試に向けた学力をつけることも大切ですが、
長時間の筆記試験に対応するための
体力、集中力も養っておく必要があります。