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公立高校入試マニアック分析③ 英語編

一関港

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前回に引き続き、


「公立高校入試マニアック分析」



マニアックな分析を「各教科3点」にしぼってお話しします。

第3回は、英語です。

1 「リスニング」は難易度調整要員


 以前のリスニングテストは、ネイティブの話す速度がやや速く、男性の声が聞き取りづらくて点数がとりづらいという声が多数寄せられていましたが、今回はどう見ても易化しています。英語の平均点がなかなか回復しないけれども、試験全体のレイアウトは変更できないとすると、あとは難易度調整を機能させる必要があります。国語の「聞くことに関する検査」同様、リスニングテストとりわけ前半は、得点率(完答率)が高く、平均点の提言を阻止する目的で出題されていると言っても過言ではないでしょう。

 

2 見た目を変えても、問うことは同じ


 大問2(1)の英文の文法誤りを指摘する問題。これは、これまで秋田県で出際されている「語形変化」の問題を踏襲したものとみています。着眼を変えたのは、あくまで既に完成している英文を添削する視点で誤りを見つけること。これまでは、特定の部分を原形(または単数形)にしておいて、適切な形に直すという、「オーソドックス」なもの。つまり、「誤りを見つけるという問い」が生徒の主体性や日々の学習との関連を考えた問いだというスタンスなのでしょう。ただ、これは真新しい問題ではなく、見た目を変えただけであり、出題の内容・方向性に一切ぶれがないことを意味していると思います。


3 長文2題は、結局「原点回帰」


 大問4ではディベート式の問題を入れる試み、大問5では2つの関連文章について多角的な出題方法で読解力を問う試みが近年行われてきましたが、結局、もとの形式に戻ってきました。細かな部分の新たな試みが入ってはいるものの、原点回帰を思わせるようなものが出題されています。作問する側、とりまとめる側にも様々な試みのチャンスが許されており、そこから多くの学びを得られたのであれば、秋田県においては、大変大きな財産になると思います。



総括 


 もう少し平均点が上がると想定していましたが、結果的には国語同様、ほぼ昨年並みになりました。当日点の50点~60点台が、普段の実力テストや全県模試では40点あるいはそれ以下であった生徒も相当数おり、点数が上がった印象を持ちました。また、問題自体が易化したことで上位層は90点~100点をとりやすくなったことが、すでに報告されています。一方で1~3割程度の人数が相当数いることも事実です。リスニングで10点、残りは大問3のスライド選択などの記号選択問題で点数が少し足されたという印象です。依然として、低得点者にとっては「解く問題がない」といったら少し言い過ぎかもしれませんが、解くのに苦労する問題が多いといえます。

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一関港
専門家

一関港(塾講師)

秋田受験ゼミナール

得意・不得意の把握は勿論、性格や思考傾向を理解した上で生徒一人ひとりと本気で向き合っています。指導方法や指導形態の「最適解」を探り、少人数授業と1:1指導を組み合わせて指導しています。

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