好印象を与え、思いを届ける「話し方」を通じて円滑なコミュニケーションをサポート（1/3）

その人を印象づける声の発声方法と人を引き付ける話し方をレクチャー

　アナウンサー養成学校「東京アナウンスアカデミー」などで学び、マナー講師や司会者としての豊富な経験を持つ「VOICEandTRANCE（ボイスアンドトランス）」の代表・村松紀子さん。愛知県高浜市を拠点に、発声方法や話し方を教えるプロとして活動しています。

　村松さんのこだわりは、社名の通り、「声（VOICE）」を「意識（TRANCE）」すること。「声は、その人の印象を決める重要な要素です。正しい発声を意識し、自分らしく、心地よい声で話すことができれば、人柄まで伝わります」と村松さん。そうすることで、円滑なコミュニケーションにもつながると言います。

　例えば、「あいうえお」という母音を意識して話すこともその一つ。「『こんにちは』であれば、『こ(オ)ん(ン)に(イ)ち(イ)は(ア) 』と、それぞれの言葉の母音を発音するようにすると、はっきり聞こえ、相手が聞き取りやすくなります」

　そして、人を引き付けるために欠かせないのが話し方。村松さんは、その人の立場や場面に応じた強弱のつけ方、間のとり方、相づち、表情、身ぶり手ぶりなどを、ロールプレーイングを交えて伝えています。

　また、こうした実践的なレッスンが認められ、名古屋市や刈谷市の企業の社内研修で講師も務める村松さん。管理職や営業職、新入社員らに向けて、発声や話し方をはじめ、あいさつの仕方、メールの書き方といったビジネスマナーまで、幅広く指導しているそうです。

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