好印象を与え、思いを届ける「話し方」を通じて円滑なコミュニケーションをサポート（3/3）

「話し方」を伝えることで、地域とつながり、たくさんの人たちの役に立ちたい

　かつては人材育成を専門に手掛ける「社員教育研究所」において、電話応対接遇マナーの講師を務めていた村松さん。2019年に高浜市へ移り、「相手の心に響く話し方を通じて地域とつながり、たくさんの人の役に立ちたい」と、「VOICEandTRANCE」を設立しました。

　「話し方が周りに及ぼす影響はとても大きいです。例えば、営業をしている方であれば、はきはきと快活に話すことで、『しっかりしている』『この人なら大丈夫』と相手に信頼感を与えることができます。態度や立ち振る舞いも大切で、その人のイメージを左右します。人と接する際のマナーやノウハウをお伝えし、より良い人間関係を築くお手伝いをしていきたいですね」

　村松さん自身も「指導するには、自分自身が説得力のある人間でならなければならない」と考え、日々スキルアップに努めています。レッスンの前には鏡の前で1分間笑顔をつくり、発声練習をしてから臨むのが日課だと言います。

　これからも子どもから大人まで、地域の人たちに「声を出すことの楽しさをもっと発信していきたい」と村松さん。今後はZoomなどを活用し、遠方からの依頼も受けていきたいと話します。さらに、「リモートワークが定着しつつある中、オンライン会議での会話のコツやマナーなども伝えていきたいですね」と意欲を見せます。

　「声や話し方は自分を表現してくれる大切なもの。一人一人異なるぶれない声に、状況に応じた言葉を乗せることで、自分の思いや考えを相手に伝えることができます。声や話し方を学び、『相手によく話が伝えられた！』と言っていただけるように、私も努力して参ります」

（取材年月：2022年8月）

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