名古屋笑いヨガクラブ
「子供たちに夢と希望を」教員研修「コーチング」
「教師はどうあるべきか初めて分かりました。」
8月21日(金)名古屋市教育センターによる「中堅教諭等資質向上研修」
(10年目研修)の全体講演会を午後2時から、2回に分けて行いました。
10年目研修というのは、教員になった先生が必ず受けなければならない
研修(悉皆研修)です。
今年は、420名ほどの先生方が受講しています。
各学校(幼・小・中・高)別・教科別・研究分野別などの
分科会別研修があり各自所属や希望などで研究協議を進めます。
そして、こうした分科会研修のほかに、全員が一斉に受講する
全体研修(講演会)があります。
4年前から毎年、この全体研修会の講師をさせていただいています。
自分が教える児童・生徒が夢と希望を持って、
前向きに学校生活を送れるようにするため、
児童・生徒にどのようにかかわるかを学んでいただくためです。
日本の学校制度、そして教員は世界的にみるととても優秀です。
しかし、日本的教育の弊害として「教」(教える)に偏りがちで
「育」(育てる)面が薄くなってしまっています。
教育界でも、もっと育てる面を伸ばすことで、
児童・生徒を健全に育成したいとの機運が高まり、
「コーチング」についての関心が高まって来ています。
そのような経緯から、4年連続で「コーチング」という演題で
全体研修会の講師を依頼されてきました。
これまでは、400名以上を一斉に80分の時間で行っていました。
ペアセッションや体感ワークを活用して「座学」ではなく、
参加型のワークショップ形式で行ってきたのですが、
今回は、コロナウイルスの影響で、受講者を半分に分け2回講演にする。
そして座席も2席空けてソーシャルディスタンスを確保する。
さらに時間も50分で、距離が近くなるワークはしないということになりました。
そこで、すこしでもコーチングを理解してもらうため、
映像(腰塚隼人・命の授業)を活用したり、
私から質問して、自分の考えを書いてもらったりして
できるだけ活動的に参加していただけるように工夫しました。
24日(月)に教育センターの研修担当者から
受講者の感想をすべて送っていただきました。
4名ほど批判的な意見はありましたが、
それ以外は、とても肯定的で、中には冒頭のような感想もあり、
私のほうが感激してしまいました。
10年目の先生方、これからが皆さんが力を発揮する時です。
名古屋の児童・生徒が10年後の活力ある明るい名古屋の担い手に
なれるよう心を込めて教育活動に邁進してください。
37℃にもなる真夏の暑い中、熱心に参加してくださり
ありがとうございました。