高齢者 独居 施設入所
先日、宅地建物取引業者免許を愛知県より頂き、「福寿想不動産」として営業を開始します。
但し、本業は高齢者向けサービス・介護事業ですので、宅地建物取引業は普段からお付き合いのある高齢者や地域の方々を中心に身の丈に合った商売をさせて頂こうと思います。
なぜ、このような事業を始めるのか?
一つは、ケアマネジャーは業務上、毎月、担当の高齢者(要介護の方)のご自宅に訪問(モニタリング)しなければいけません。必然と数年来のお付き合いとなりますので、様々なご相談や身の上話を聞かせて頂く事も多いです。例えば、一人暮らしの方が「有料老人ホームに入居するので、この家と土地を処分したい」、別の方は「今は、娘と同居しているが、実は隣町に昔一人で住んでいた自宅があって困っている。今、空き家になっている。」等と相談を受けたことがあります。
また、福祉の仕事に携わると、生活が困窮したり、病気による障害や身体機能の低下により、住み替えを強いられる方もいます。例えば、生活保護の範囲の家賃の賃貸住宅に住む必要がある。エレベーターのない集合住宅の3階に住んでいるが、足を切断する事になり階段の昇降ができなくなった為、住居を替える必要がある…等です。
もう一つは、相続の相談です。ちょうど、私もこの春に母親を亡くして、相続手続きをしている所ですが、これって結構たいへんだなあ…と実感しました。司法書士や税理士などの専門職に関わって頂かなければ、理解できない…というか、損しているのではないか?と不安になる要素が満載です。
高齢の方々とのお付き合いが大半ですので、当然、永遠の別れのタイミングが訪れます。そうした場合に具体的な相続相談にのれるケアマネジャー(居宅介護支援事務所)は、ある意味差別化ポイントだと思います。司法書士、税理士、行政書士とチームを作り、相続相談にのるスキームを作りました。
不動産の取引は、普通の生活を送っている方にとって、一生に1~2回程度の馴染みが薄い事です。専門性が高く、複雑・多様性が進んでいる中で、どんな業者に取引を頼むか?誰に頼むか?とても重要な事柄です。大手の不動産会社なら安心?地域の不動産なら大丈夫?でも、どんな人か分からない…。
私の結論としては、「普段から付き合いのある信用できる人に頼むのが一番落ち着く」です。
そんな風に皆様に思ってもらえる様、日頃の業務に精進して参ります。皆様、応援してください!