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加藤武範プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

普通の生活

加藤武範

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テーマ:新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの猛威は留まるところを知らず、感染は益々拡大しています。
ケアマネジャーとして担当している高齢者の中にも同居する家族にコロナウイルス陽性であったり、「濃厚接触者の可能性がある」と保健所から連絡が入った・・・等の話が舞い込んでくるようになりました。

ここでちょっとした問題が起きました。高齢夫婦と息子さん、娘さんが一緒に住む4人家族のケースです。私はお父様(80代)のケアマネジャーです。お父様は週4日デイサービス(1日型)に通うのが楽しみです。主介護者のお母様もデイサービスに行ってもらうと介護の手間が軽減されますし、精神的に楽になります。
そんな中、会社勤めをされている50代の息子さんがコロナウイルス陽性となりました。2階と1階で隔離生活を送ることになったそうですが、同居はされています。保健所から連絡あり、「ホテル療養はできません。自宅で隔離した生活を送って下さい。同居の家族は普通の生活を送って頂いて良いです」と言われたそうです。
「普通の生活」と聞いた、お母さんは、翌日、お父さんをデイサービスに送り出しました。デイサービスにて、いつものようにお昼ご飯を食べ、入浴して、一日ゆっくり過ごされたそうです。同居する家族がコロナ陽性の高齢者がデイサービスを利用されました・・・医療・福祉関係者なら皆ぞっとします・・・

「普通の生活」ってなんでしょう?

保健所の方も大変ご苦労されているとは思いますが、もう少しコロナウイルス罹患者の(家族を含めた)情報収集を行い、きめ細かな対応や表現方法を考えて頂きたいと思います。

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加藤武範
専門家

加藤武範(ケアマネジャー)

合同会社福寿想

リハビリ病院で医療ソーシャルワーカーをしていた経験から、地域のネットワークとも連携。従来の福祉的な視点に捕らわれない柔軟な発想で、介護を必要としている方やその家族にとって本当に必要な介護を提案します。

加藤武範プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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