部下が育たない本当の理由は「助けすぎ」にある

蛯原健治

蛯原健治

テーマ:組織づくり チームビルディング 事業承継

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。



唐突ですが、

  • 部下が育たない。
  • 任せているつもりなのに、判断が返ってこない。
  • 結局、自分が動いた方が早い。

こうした相談を、これまで何度も受けてきました。


多くの場合、その原因は
能力不足や意欲の問題ではありません。
本当の理由は、助けすぎていることにあります。


上司や経営者は、良かれと思って手を出します。
答えを示し、方向を決め、失敗しないよう先回りする。
短期的には成果が出ますし、現場も回ります。


ただ、その状態が続くと、
組織の中で静かに起きていることがあります。


それは、
考えなくても誰かが答えを出してくれる構造が
出来上がってしまうことです。


私は、組織を
「人の問題」ではなく
「状態と構造の問題」として見ています。


部下が育たないのではなく、
育たなくても回ってしまう状態と構造を
つくってしまっている。


この考え方を説明するとき、
私はよく ドラえもん の話をします。


ドラえもんは、困ったときに道具を出します。
でも、最後に決断し、行動するのはのび太です。


ここで一つ、誤解しないでほしいことがあります。
のび太は「ダメな人」ではありません。
のび太は「成長途中の状態」です。


能力がないのではなく、
考える余白や経験の機会が足りない状態。


だからドラえもんは、
答えを出し続けるのではなく、
道具と環境を渡します。


組織づくりも同じだと思っています。


やり方を教えるのではなく、
考え続けられる構造を残す。


正解を示すのではなく、
対話が回り続ける仕組みをつくる。


1on1も、
「うまくやる方法」を教えるより、
自然に続く設計の方が重要です。


目標設定も、
「正しい目標」を決めるより、
目標について話し合える関係性が先に必要です。


私が目指しているのは、
卒業を前提にした支援です。


理想の状態は、
私が呼ばれなくても組織が回っていること。
判断が現場で行われ、
考え方が共有されていること。


支援の成功条件は、
ずっと必要とされることではなく、
いなくても大丈夫になること。


もし今、
「教えているのに育たない」
「つい手を出してしまう」
そんな感覚があるなら、
それは助けすぎのサインかもしれません。


最近は、
そんな視点で組織づくりをしています。


こうした「助けすぎない支援」を、
1on1の設計と仕組みとして現場で回す方法を、
2月開催のセミナーで整理しています。


1on1仕組み化セミナー

https://mendan.hp.peraichi.com/seminar



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蛯原健治(コンサルタント)

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チームビルディングコンサルティングにより、リアルな経営課題の解決、次世代の経営チームづくり、従業員の成長を三位一体でサポートし、持続可能な企業経営に結び付ける。

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