佐々木朗希さんがドジャースを選んだ決め手は、〇〇だった!
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。
「そうかい。大切なのは、自分のしたいことがなにかを、わかってるってことだよ」
――スナフキン
スナフキンとは、ムーミンの中にでてくるキャラクターです。
この言葉を聞いて、
あなたは誰の顔を思い浮かべたでしょうか。
若手社員かもしれませんし、
幹部かもしれません。
あるいは、少し前の自分、という方もいるかもしれません。
人は、経験を積めば自然に成長する。
仕事を任せ、役割を与えれば、
そのうち主体的に考え、動くようになる。
だから経営者や上司は、環境を整え、
あとは本人次第――
中小企業では、そんな育成観が
長く当たり前のように信じられてきました。
しかし、現場を見ていると、どうでしょう。
「指示待ちが多い」
「自分で判断しない」
「会議で意見が出ない」
多くの会社で、
同じような悩みを何度も耳にします。
問題は、経験や機会が足りないことではないように感じます。
本人が『自分は何をしたいのか』を、まだ言葉にできていない。
そこに、原因があるケースがとても多いのです。
自分のしたいことが整理されていない状態で、
「主体的に動け」「意見を出せ」と言われても、
出てくるのは無難な答えか、沈黙になってしまいます。
スナフキンの言葉は、
自由の話でも、理想論でもありません。
自分なりの判断の軸を持てているか――
そんな、とても現実的な問いだと私は感じます。
【ボトムアップが機能しない本当の理由】
ボトムアップがうまくいかない会社は、
制度や会議の設計が悪いわけではありません。
人が、自分の軸をまだ持てていない。
だから判断が難しい。
判断が難しいから、責任を引き受けづらい。
結果として、意見が出にくくなる。
これは能力の問題というより、
人の内側の成長プロセスの問題だと思っています。
経営者・上司の本当の役割
では、上司は何をすればよいのでしょうか。
答えを教えることではない、と私は考えています。
「君は、どうしたい?」
「それは、なぜそう思う?」
「それが実現したら、誰が喜びそう?」
「それが実現したら、どんな気持ちになる?」
特に最後の問いは、とても大切です。
成果や正解ではなく、
本人が大事にしている意味や感情に触れる問いだからです。
こうした問いを重ねる中で、
部下は少しずつ、自分の言葉を持ち始めます。
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キャリア自律が育った結果として、
ボトムアップは自然に起こってきます。
自由な組織は、放任からは生まれません。
自分のしたいことを、自分なりにわかっている人が増えたとき、
組織は静かに、しかし確実に強くなっていく。
スナフキンの言葉は、
中小企業経営にこそ必要な問いを、
私たちに投げかけているように思います。
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