見積勉強会をやっても、見積ができません?!

蛯原健治

蛯原健治

テーマ:組織づくり チームビルディング 事業承継

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。



先日、支援先の経営者から、
「見積の勉強会を何度も開催しているのに
 若手営業が、なかなか見積ができるようにならない。」
と相談を受けました。


見積勉強会では、見積の基本を教えているそうです。
では、勉強した若手営業は、実際に仕事で
見積を作る機会があるか聞いたところ
お客様が短時間で見積を求めるため、
上司がやっているそうです。


勉強会の場はあるが、実践はやっていない。
これでは、見積はいつまでたっても
できるようになりません。


知らない→知っている→やってみ→分かる→できる→している 
の順に進んでいき、気が付けば
” 無意識でしている状態 “ になるのです。



勉強会は、知らない→知っている までです。
実際にやってみる ということがないと、
分かる→できる ようにはなりません。


前回のメルマガ記事で、中小企業には、
学びのための学びの場をやっている時間はなく
アクションラーニングが必要だと書きました。
前回の記事はこちらから


まさに、アクションラーニングとは、
学びと勉強と実践をセットにして行うものです。



学びの場には、知識・スキルを教えることと、
実践を振り返り、経験を自分の知識・スキルに
変えていく2つを行う必要があります。
勉強会→実践→振り返りの場・勉強会→実践
と繰り返していくことで
見積ができるようになっていきます。


見積ができるようになるのも、
アクションラーニングの設計が必要です。


いくつもアクションラーニングを回すのは、大変です。
仕事の時間内に、勉強の場、振り返りの場を取らなければいけません。


そうすると、何をアクションラーニングで、
学びながらできるようにするかを決めることも大切です。


では、どうやって、何のアクションラーニングをするかを決めるのか?
次回は、アクションラーニングの決め方について、書こうと思います。



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蛯原健治(コンサルタント)

EBIマネジメントオフィス

チームビルディングコンサルティングにより、リアルな経営課題の解決、次世代の経営チームづくり、従業員の成長を三位一体でサポートし、持続可能な企業経営に結び付ける。

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