ベトナムでもビジネスモデルが重要!
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる
組織作りのコツをお届けします。
皆さん、ご存じでしたか?
企業経営者のリスキリング(学び直し)を後押しするため、
政府が地域の産学官の枠組みで、
令和11年までに約5000人の能力向上に取り組む目標が
骨太の方針に盛り込まれました。
経営に関する最先端の知見を収益増につなげるとともに、
従業員の学び直しを通じたスキルアップにも理解を深めてもらい、
持続的な賃上げの実現を図る。
とのことです。
これは、文部科学省の管轄だそうです。
リスキリングだけで、経済産業省、厚生労働省、文部科学省と3省が
行うことになりますが、重複して無駄にならないことを祈ります。
このお話、いつ賃上げの成果を生み出すつもりなのでしょうか?
【ステップ1】
社長がリスキリングを行い、理解・認識を深め自らが変化する
【ステップ2】
理想のビジネスモデルを考え、必要な組織を考える
【ステップ3】
その実現のために、
社員のリスキリングに、どんな知識・スキルが必要か決める
【ステップ4】
社員をリスキリングに取り組ませる
【ステップ5】
リスキリングを受けた社員が数年かけて、成果を生み出せるようになる
【ステップ6】
成果を生み出せるようになるので、収益が上がり
賃金が持続的に上がるようになる
経営者のリスキリングから考えて、早くて、3年から5年はかかりそうですね。
リスキリングをしたからといって、すぐに何かができるようにはなりません。
その先にある成果は、もっと先の話になります。
そして、リスキリングを早く完成させるには、
経営者、従業員にコーチングを継続的に実施することでしか実現しません。
そこまで、国は考えているのでしょうか?
実は、企業に長期に関わり、
リスキリング支援も含めて実施できる伴走支援という取り組みに
経済産業省で予算がつきましたが、2年で廃止になりました。
目先の結果がでないからです。単年度予算ですから…。
人の成長には時間とお金がかかり、成果は遅れてやってきます。
ですから、成果がすぐにでなくても
人の成長(経営者も含めて全社員)をやめることは
将来の成果を放棄しているとしか私には思えません。
なにせ、変化の激しい時代です。
環境の変化に激しい時代でも
社員が自分で考え自分で対応できるように
リスキリングを行うことで
将来の成果が担保できるのでは、と私は考えます。
一番大切なのは、
組織づくりや組織の考え方のリスキリングを
行うことだと私は思います。
5年後、10年後のビジネスモデルと組織を描いて
人の成長に投資をしていますか?
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