目標が達成された状態の言語化
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる
組織作りのコツをお届けします。
支援先のある部署での出来事です。
リーダーが3人いるのですが、どうしても話し合いが上手くいきません。
Xさん曰く、
Zさんは、上から目線の物言いや数値に基づいた厳しい話を平気でする。
だから、あの人は嫌いで、話すのも嫌。
だそうです。
Yさんも同じように言っています。
Zさんは、
自分では上から目線とも思っていません。
仕事だから、数値に基づいて話すのは、当たり前だ。
そもそも、好き嫌いの感情で仕事を進めるものではない。
と考えています。
この部署の話は、
人を好きか嫌いの感情で起こっている話でしょうか?
仕事上での好き・嫌いの話の大半は
単に自分と思考特性が似ている、似ていないで起こります。
効き脳の違いによるものです。
効き脳とは思考の方向性をハーマンモデルを利用して
思考の方向性を4つに分類したものです。
A (理論・理性)の強い人は、
論理的、数量的、分析的、事実重視に考える人です。
B(堅実・計画)の強い人は、
堅実、計画的、詳細、順序だてて、考える人です。
C(感覚・友好)の強い人は、
対人的、感情的、友好的に考える人です。
D(冒険・創造)の強い人は、
創造的、全体的、直感的に考える人です。
先ほどの話の
XさんとYさんは、Cが高い人です。
対人的、感情的、友好的に考える人です。
Zさんは、Aが高い人です。
論理的、数量的、分析的、事実重視に考える人です。
Cが高い人には、気持ちを汲み取って話す必要があります。
クッション言葉を使ったり、配慮する言葉もあると上手くいきます。
しかし、Zさんは、Cが低く、クッション言葉は、自分には必要がないので
配慮する言葉は基本使いません。
また、Aが高い人の話は、事実と数値で構成されるので
相手に冷たい印象や上から目線に捉えやすい話しになります。
Aが高いZさんの話は、Cが高いX、Yさんには、
Z上から目線の物言いや数値に基づいた厳しい話、配慮の無い言い方
と受け取ってしまいます。
効き脳の思考特性が違うと
話し合いが上手くいきません。
しかし、実はもう一つあります。
思考特性が違う人と話し合い協力しあって解決しなければならない事がないからです。
高い目標をクリアしようとすると
自分一人の力では、達成できません。
ですから、皆で解決するしかなくなります。
この部署は、目標達成していなくとも
経営陣から特に強く何も言われません。
だから、好きとか嫌いとかという話になります。
目標達成に本気の会社なら
好きとか嫌いとか言ってる場合でなくなります。
お互いの効き脳を知る
第三者が話し合いに入る
協力しないと解決できない目標管理する
そうすれば、話し合いが進むのではないでしょうか?
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