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蛯原健治

次世代の経営チームづくりをサポートする専門家

蛯原健治(えびはらけんじ) / コンサルタント

EBIマネジメントオフィス

コラム

事業承継、トップダウン経営脱却、ビジョンの関係!?

2022年6月27日

テーマ:事業承継、組織マネジメント

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 組織マネジメント事業承継問題組織開発


みなさんこんにちは。
チームビルディングコンサルタント/中小企業診断士の蛯原健治と申します。

 
先日、支援先のある組織で社員面談をしていた時に言われた言葉です。
「いったい、いつまで、どこまで頑張り続けたらよいのでしょうか?」

とても業績が良い会社です。年間方針・計画を社員で話し合い決めていきます。それを、仕入れ先や金融機関などのいろんな関係者に発表するという、それはそれは素晴らしい会社です。
 その会社の社員からできた言葉が冒頭の言葉です。

 実際、私が、数値がすべての会社で毎回目標達成に追われている時にも同じ思いをしました。また、同僚は疲れ切ってやめていきました。

 では、一体いつまで、どこまで頑張れば良いのでしょうか?

 答えは、一体いつまで、どこまで頑張れば良いかを経営者と社員で決めて、みなで共有すれば良いのです。結局、この会社にビジョンがないか、ビジョンが社長の頭だけにあるから、社員の方がこういう発言をすると私は思いました。

ビジョンとは、将来の姿であり、具体的に将来の姿を組織のメンバーが見える状態になっていることが重要です。「Vision : 見ること」です。
 そして、ビジョンの価値とは、社員みんなで目指せる「共通の行き先」を示すことで。いまやっている仕事とビジョンが繋がり、大きな成果を生むことが可能になることです。ビジョンのある、ないでは仕事の成果に大きな差が出てきます。今のこの仕事が、自分と組織がどこに辿り着くためにやっているかをイメージできているか否かは、成果に大きな違いが出てきます。人間は、先が見えないと頑張れなくなってしまうからです。
 ビジョンが存在しないと組織は存在意義や大目的を見失いやすくなるため、特に長期的なお客様との関係性を考えなくなっていきます。しっかりとしたビジョンがあると、組織は柔軟に変化し企業はどんどん発展していきます。

もう1年ぐらい前になってしまいますが、東京オリンピック 日本女子バスケットボール ホーブス・ヘッドコーチは、就任するときに「オリンピックの決勝でアメリカを倒して金メダルを取る!」と言ったそうです。そして言い続けました。結果は、決勝でアメリカと対戦し、銀メダルでしが、オリンピックの舞台において決勝でアメリカに勝ち金メダルをとるというビジョンがあったからこそ、選手が猛練習に耐えることができたのだと思います。

実は、トップダウン経営を脱却するときにとても重要で必要なのがビジョンです。
なぜなら、ビジョンが社員に腹落ちいていると、何をしたらよいかが考えることができるからです。
 そして、トップダウン経営でやってこられた会社は、社長が退任すると指示が無くなり考えられなくなり、業績が落ちるところが多いと私は考えます。
 ですから、事業承継をお考えの経営者でトップダウン経営を脱却したい方は、本当にビジョンは重要だと思います。


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