今日は夕方から東京です。面談後、新潟へ移動です。(2018.7.25)
昨日。熊本のタクシーにて。
タクシーの運転手さんのお母さんが要介護で、
デイサービスに行かれているとのお話でした。
何度も鍋を焦がし、行方不明にもなって
警察のお世話になることも度々とのこと。
デイサービスに行ってもらえると安心だけど、
保育園みたいだから嫌がっている、というお話でした。
デイサービスに行ってほしい、と言うと
「私は邪魔者なんでしょう」
という言うようになってきた、というお話でした。
家族だけじゃどうにもならないね。
プロの力を借りないといけないと思う。
それでも、家族にしかできないこともあると思う。
家族としてはね、
人間らしく「生きている」状態であってほしいと思う。
火を使うのは心配だし、外へ出て行ってしまうのも心配。
でも、生きている状態は保ってほしいんだなあ・・・。
「死んでない」という状態は嫌だなあ・・・。と。
僕が介護の仕事をしていると知って、
色々なお話をして下さいましたが、
何という重みのある言葉だろう、と驚きました。
専門職である僕らはもっともっと、
当事者のお話を聞く必要があるなあ、と改めて思いました。