【介護の名言】感性をより深く豊かにする言葉 第1418号(2019.4.9)
深掘り!介護の名言
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高浜浩美 著
「ケアマネのお仕事論」(関西看護出版)より
何かありましたら、電話をしてくださいという待ちの姿勢では、
にっちもさっちもいかなくなって、
連絡が入りケアマネが大慌てすることになるのです。
何でも相談でき、やってくれるケアマネに担当してもらうことは、
本人・家族にとっては喜ばしいことですが、
ある意味ではケアマネのおまかせという依存関係を作ってしまいがちです。
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コメント
「何かありましたら連絡ください」とは、
よく使いがちな言葉ですが、
私はあまり好きではありません。
というのは、高浜先生が書いておられるように、
「待ちの姿勢」つまり、受け身的、だからです。
意地悪な言い方かもしれませんが、
連絡がなかったら知らないよ、とも言えるということです。
言葉にならない気持ち、目一杯になってしまっている兆候、
こうしたシグナルに気付くことも大切な専門性と考えます。
・・・と思っていましたら、
もう一つ、弊害があるのですね。
それは、高浜先生も指摘しておられる、
「にっちもさっちもいかなくなってから連絡が入る」
ということです。
つまり、手遅れになってしまう、ということでしょう。
また、「依存関係」にしてしまわない関係作り、
これも自立支援なんでしょうね。
ケアマネに限らず、介護職、対人援助職一般に言えることだと思います。
ちょうど昨日、高口先生の研修会で学んだことでした。
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