深掘り!介護の名言(2018.6.28)

榊原宏昌

榊原宏昌

テーマ:深堀り!介護の名言


深掘り!介護の名言
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高浜浩美 著
「ケアマネのお仕事論」(関西看護出版)より

何かありましたら、電話をしてくださいという待ちの姿勢では、
にっちもさっちもいかなくなって、
連絡が入りケアマネが大慌てすることになるのです。
何でも相談でき、やってくれるケアマネに担当してもらうことは、
本人・家族にとっては喜ばしいことですが、
ある意味ではケアマネのおまかせという依存関係を作ってしまいがちです。
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コメント

「何かありましたら連絡ください」とは、
よく使いがちな言葉ですが、
私はあまり好きではありません。

というのは、高浜先生が書いておられるように、
「待ちの姿勢」つまり、受け身的、だからです。
意地悪な言い方かもしれませんが、
連絡がなかったら知らないよ、とも言えるということです。
言葉にならない気持ち、目一杯になってしまっている兆候、
こうしたシグナルに気付くことも大切な専門性と考えます。

・・・と思っていましたら、
もう一つ、弊害があるのですね。
それは、高浜先生も指摘しておられる、
「にっちもさっちもいかなくなってから連絡が入る」
ということです。
つまり、手遅れになってしまう、ということでしょう。

また、「依存関係」にしてしまわない関係作り、
これも自立支援なんでしょうね。
ケアマネに限らず、介護職、対人援助職一般に言えることだと思います。
ちょうど昨日、高口先生の研修会で学んだことでした。
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榊原宏昌
専門家

榊原宏昌(経営コンサルタント)

天晴れ介護サービス総合教育研究所

介護職、ケアマネジャー、管理者・本部責任者として15年間介護現場の実務とマネジメントを担当。その経験を生かし、経営幹部、管理者、ケアマネジャー、介護職らに実践的で明快なコンセプトとノウハウを提供する。

榊原宏昌プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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