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消費増税の延期の陰で、「受給資格期間の短縮」の施行も延期

若月幹雄

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こんにちは。
衆議院議員選挙もあと数日で投票日ですね。

今回の総選挙は「消費税再増税を延期したこと」の是非が争点となっていますが、年金制度にも影響が出ています。
どのような影響が出ているかといいますと、老齢年金の「受給資格期間の短縮」が延期されることになりました。

具体的に見ていきますと、現状では老齢年金を受給するためには、受給資格期間(保険料納付済期間、保険料免除期間及び合算対象期間)が原則25年以上必要です。
ただし、年金制度に対する不信感、長引く景気低迷などにより、若い頃の保険料が未納になっており、保険料を納付しても25年に満たないという方も多くなってきました。そこで政府は消費税を10%に引き上げることを前提条件として、受給資格期間を25年→10年に短縮することを決定しました。

ところが今回、前提条件であった消費税引き上げが延期となったため、残念ながら、受給資格期間の短縮も延期となってしまいました。

なお、収入の減少等により、国民年金保険料を納付することが困難な場合には、保険料免除制度がございますので、お近くの年金事務所までお問い合わせください。

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若月幹雄
専門家

若月幹雄(社会保険労務士)

かいじ社会保険労務士法人

弊所は、人材派遣業・有料職業紹介業の事業所様からの御依頼を多く頂戴しております。また、山梨県内のみならず、隣接都県についても申請代行実績がございます。派遣元責任者講習の講師実績あり。

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