ブラック企業にならない為に②「企業が重点的に取り組む内容
おはようございます!山梨県身延町の社労士法人シャイン 代表社員の中村です。
パートタイマーに通勤手当を支払わないのは問題か?
6月1日に、給料に含まれる手当の支払い方に関する非常に重要な判決が出ました。
日本経済新聞『不合理な非正規格差、損害賠償で救済 最高裁が初
この事件では、正規社員と契約社員との比較ということですが、大枠で見た場合に「正規社員と非正規社員」というくくり方が出来ると思います。
近年、この「正規社員と非正規社員」の格差が大きな問題となっています。
さて、見出しの「パートタイマーに通勤手当を支払わないのは問題か?」について、現状はどちらともいえないまでも、今後は問題になっていく可能性があります。
同一労働同一賃金?
この言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、国会で議論されている「働き方改革」の大きな軸の一つが、この「同一労働同一賃金」です。簡単に言えば「同じ仕事をしているなら、給料は揃えなさい」ということです。これはいわゆる基本給だけでなく、各種手当についても含めています。
当たり前に思われるかもしれませんが、正社員とパートタイマーが同じような仕事をしていても、実質的には賃金額に大きな差があるという事が統計上も示されています。
今後、正規と非正規の格差はどうなる?
この判決は、今後の雇用管理においては非常に大きなインパクトを与えることになると考えられます。中小零細であっても、この手の問題でトラブルになる事例は増えていくでしょう。
今後について、もう少し詳しくブログにまとめました↓↓
正規と非正規の格差は、今後どうなる?