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中西紀説

子どもの自己肯定感を育てる学びの場づくりのプロ

中西紀説(なかにしのりつぐ) / フリースクールの運営

一般社団法人ワンオブハート

コラム

不登校児童のために県立高入試に特別枠が設けられました!

2024年3月28日

テーマ:不登校

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

こんにちは!
中西紀説(なかにしのりつぐ)と申します。どうぞ「のんちゃん」と呼んで下さい!

私は山梨県南アルプス市で不登校児の居場所として体験型フリースクール「みんなのおうち」を運営しています。

私自身、中学生の時に不登校を経験しました。その時に負った劣等感・無能感・自己否定感がトラウマとなって40歳まで苦しみ続けました。一時は引きこもりとなり、自殺未遂を図ったこともあります。父親となってからは我が子も不登校となりました。フリースクールを始めてからは沢山の子ども達と関わってきました。

そんな人生を通して得た大切な気付きや想いを綴ります。

不登校児童のために県立高入試に特別枠が設けられました!



山梨県教育委員会は、3月26日の会見で「長期欠席者を対象とした調査書なしの県立高特別選抜入試制度」の導入を発表しました。来年3月の後期入試から全ての県立高校で実施される予定だそうです。
これまで山梨県内の公立高入試は、自己推薦を中心とする前期募集と、学校が作成する調査書及び学力検査で選抜する後期募集の2つがあり、後期募集では調査書による内申点が学力検査と同等に重視されるため、長期欠席のため調査書の評価が低くなりがちな不登校児童にとっては不利な状況でした。
事実上、不登校児童が高校進学を希望する場合には私立高や通信制などに限定され、全日制の県立高への道は閉ざされていたのです。

それが、今回の制度によって道が開かれることとなります。この特別選抜入試制度は、各県立高で実施。後期募集の定員内で2〜4人程度を下限とした特別枠を設け、学力検査と面接のみで合否を決めるそうです。年間30日以上欠席した不登校児童生徒らが対象となり、フリースクールなどへの登校により出席扱いとなっている生徒も含まれます。中学校の校長先生が出願を認める書類を出すことが条件で、制度の詳細は10月までに決定されるとのことです。

この県立高入試制度については、山梨県フリースクール連絡会でも議題に挙がっており、今回このような制度が導入されることを嬉しく思っています。実際、小中学校で不登校だった子が高校進学を希望するケースは少なくありません。学校には行けていなくても、高校進学を目指して勉強している子がいるのです。彼らにとって、県立高への門戸が開かれたことは大きな意味があるでしょう。この制度が、愛知・埼玉・山梨のみならず日本全国で導入され、不登校に対する社会的理解が進むことを願っています。

今回の制度導入について、朝日新聞の記者の方から取材を受けました。本日の紙面に掲載されていますので、その画像も添付します。(朝日新聞 2024年3月28日朝刊より)


本日も最後までお読み頂き有難うございました。
もし、お子さんの不登校などでお悩みでしたらご連絡下さい。
私でよろしければ真摯に対応させて頂きます。

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