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小野修介

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小野修介(おのしゅうすけ) / ジュエリーデザイナー

宝石専門店 小野指環店

コラム

ダイヤモンドのクラリティーとは?

2019年11月6日

テーマ:ダイヤモンドの基礎知識

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: ダイヤモンド 選び方

クラリティーにはインクルージョンとブレミッシュがある

ダイヤモンドの価格・価値を決める基準は、いくつか存在します。その中でもダイヤモンドの透明度を表す基準として知られているのが、Clarity(クラリティー)です。

Clarity(クラリティー)は、ダイヤモンドの美しさを象徴する評価基準として知られています。

ここで指す透明度とは、ダイヤモンドのColor(カラー)ではありません。ダイヤモンドの中に含まれる不純物など内包物を評価する基準です。

天然ダイヤモンドには、多くの場合内包物がありますが、その数や大きさ、色、内包されている場所などによって、その価値が決められます。

そして、ダイヤモンドのクラリティーには、インクルージョンとブレミッシュと呼ばれる特徴があります。
インクルージョンはダイヤモンドの内部特徴のことで、内包物などのことを指します。ブレミッシュは、表面(外部)にある特徴を言います。

クラリティーについて

ダイヤモンドでは、具体的に以下のようなClarity(クラリティー)グレードが定められています。

・フローレス(FL)
10倍の倍率で拡大検査を行った際、内包物やキズがともに見られないもの

・インターナリーフローレス(IF)
10倍の倍率で拡大検査を行った際、内包物が見られないもの

・ベリーベリースライトリーインパーフクション(VVS1およびVVS2)
10倍の倍率で拡大検査を行った際、内包物が非常に小さいため、確認が難しいもの

・ベリースライトリーインパーフクション(VS1およびVS2)
10倍の倍率で拡大検査を行った際、内包物が確認できるものの、非常に小さいもの

・スライトリーインパーフクション(SI1およびSI2)
10倍の倍率で拡大検査を行った際、内包物が確認できるもの

・インパーフクション(I1およびI2およびI3):10倍の倍率で拡大検査を行った際、内包物を簡単に確認することができ、ダイヤモンドの輝きや透明度などの品質に影響しているもの


このように非常に細かく分かれているうえ、内包物やキズはとても小さいので、宝石鑑定士でなければ確認することができません。つまり、一般の方には判断が非常に難しいのです。

こういったことから、ダイヤモンドには鑑定書が付いているのであり、それを判断する宝石鑑定士が存在しているのです。

この記事を書いたプロ

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小野修介(宝石専門店 小野指環店)

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