お客様の夢をカタチに、オンリーワンの家をつくる「幸・夢・店」（3/3）

地元工務店としてお客さまや地域との交流を図り、若手職人を育成

　「これからの工務店には、プラスアルファが必要」と考える大沼さんは、さまざまなアイデアでお客さまとのコミュニケーションを図っています。
　たとえば、住宅ローンやライフプランのセミナー、住宅機器メーカーのショールーム見学など、マイホームを計画する際に役に立つイベントを開催。上棟式の際には、いまでは珍しい「餅まき」を行い、伝統文化を大切にしています。
　また、完成記念に、家づくりの過程をすべて記録した写真アルバムとDVD、職人手づくりの木製の小物などをお客さまにプレゼント。地元工務店ならではの、きめ細かなアフターフォローも欠かしません。毎年、「夏祭り」感謝祭や木工教室を開き、これまでのお客さまや地域の人たち、協力業者とのつながりも深めています。

　地域のために「人財」の育成にも力を入れ、「若手4人と熟練2人の職人を抱え、自社で施工しているのも当社の強みです。いつの時代もお客さまに満足していただける家づくりをするために、次の世代に技術を継承することも私の役目ですから、優秀な人材のそろった技術者集団を育てたいと思っています」と大沼さん。
　「木づくり・手づくり・心づくし」にこだわり、お客さまのライフスタイルに合わせたオンリーワンの家をつくる─その情熱は、創業100年に向けて、ますます燃えています。

（取材年月：2013年4月）

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