11月1日(土)滋賀県彦根市でCaregivers ~介護という仕事~生LIVE披露決定!
昨夜はカナン社内研修という事で、福祉用具業者さんの協力の元
パッド交換(オムツ交換)を中心に介護技術勉強会を開催致しました。
今回の研修は、座学メインではなく、実践メインに重きを置き
介護福祉士やヘルパーはもとより、夜勤専従職員や看護師も実際に
参加し実践していただきました。
今回、業者さんには実際に介護用ベッドをカナンホールに持参頂き
介護用のパッドやオムツといった用品も準備して頂きました。
おかげさまで万全の状態で研修を行う事が出来ました。
研修の流れですが
前半は、
業者さんにオムツやパッドの本来の使い方や機能を実際に説明頂き
新しく進化した商品の紹介もして頂きました。
印象的だったのが、コロナ禍を皮切りに、介護用おむつやパッドの機能が
飛躍的に進化していたことです。
その理由の一つに、コロナ禍、非接触が謳われた際、なるべく
パッド交換の回数を減らせるように、製品開発の技術が進み
コロナ禍前より排泄物の吸収率や吸収量が多くなった製品が増えたそうです。
後半は、
1対1によるパッド交換の実技研修を行いました。
最初に業者の方に実演頂き、その後、カナンからも実践者とモデルに別れパッド交換を実際に行って頂きました。「パッドやオムツのギャザーは立てたか?」「腰骨を目安にオムツの当てる場所にあたりをつけたか?」「現在、パッドの当て方は男女共通になっている」「オムツのクロス止めにより鼠径部からの漏れが減る」等の留意点も念頭に入れつつ実践して頂きました。
最後は、職員からの質問も活発に飛び交い、大変、有意義な時間となりました。
研修を終え、私も実際にモデルを行い感じたのが、パッド交換が疎かになれば、利用者さんのスキントラブルに繋がるだけではなく、パッド交換技術が未熟なことによるゴミが増える問題や余分なオムツ購入による利用者さんの自己負担が増えるなどの複合的な問題に繋がる事も理解できたように思います。
ベテランになれはなるほど、介護技術(パッド交換)に関して、自分なりのやり方が出てきます。
それは人によって異なり、更に言うと性別や体形等、様々な理由によっても異なります。
新人教育や技術指導という場面においても
この自分なりのやり方というのが、時に教育を妨げ
新人介護員を混乱させ、離職の原因に繋がる可能性にもなります。
ですので、確かな基準や共通した認識を社内で持ち、言語化し伝えるという
という部分で、今回の研修は大きく役立ったと感じました。
今回の研修を通し、介護士はマインドも確かに大事ですが、スキルが物言う専門職だと
改めて感じさせて頂きました。
最後に、私はパッド交換という介護技術は、世界に誇れる技術だと自負しております。
以前、海外に研修に行かせて頂いた際、韓国や北欧などの技術を目の当たりにし
日本人の「相手の気持ちを思い動く」姿勢に、海外との確かな違いを感じました。
細かな日本人の気配りは技術だけではなく、用品にも表れていると思います。
この技術や気配りがいずれ世界に評価され、日本の誇れる技術の一つになる事を祈っております。
ご一読いただき有難うございました。



