介護の魅力発信事業でお笑い芸人みやぞんさんとお仕事
こんにちはケアホームカナン 馬場田です。
~現役、施設長が語る。もしあなたの親が倒れたら準備する事Vol.3~
おかげさまで、もしあなたの親や大事な人が倒れたら準備する事シリーズも
第3回目を迎えることができました。
今回は、入院中に退院後、生活の相談にのってくれる医療ソーシャルワーカー
の存在についてお話ししていきたいと思います。
私も施設長・ケアマネをしていて、自分の施設の入居者さんが
病院に入院した後、短期間で退院を迫られ、対応に迫られる場面がよくあります。
これは自分の親が倒れた場合も例外ではなく、病院側から早い段階で
「退院」の話が出てきます。
これは慣れていない人からすると
「これからどうしたらいいの?」と不安になると思います。
多分、皆さんの心の声としては、「親は一人暮らし」「私は日中、仕事があるから介護ができない」
「両親とも高齢で、老々介護になるのが心配」「老人ホームはどうやって探すの?」等、その家庭家庭で、色々とご事情があり、一人で悩んでしまい、頭を抱えてしまうかもしれません。
そういう時にこそ!「医療ソーシャルワーカー」という
病院内で相談にのってくれる相談員がいますので
頼ってみてください。
初めての入院であれば、なおのこと、退院後のこと
入院費用のこと、入院生活上のことなど、色々と相談にのってくれます。
ですので、入院中、誰に相談すればいいかわからない場合は
医療ソーシャルワーカー、MSW、※またはところによってはケースワーカーと呼ばれて
いたりします。に相談してみてください。
ある程度の大きさの病院では、「医療相談室」「総合相談室」「地域医療連携室」
と呼ばれる部門があり。そちらに在籍しております。
医療ソーシャルワーカーは、本人はもちろんの事、ご家族にも対応していただけるので
困ったことがあったら相談してみてください。
ただ、病院によっては看護師さんが担当していたり、相談内容で担当者を決めていることもあるので、気になる方は事前に電話で確認してみてください。
ソーシャルワーカーなどの相談対応の専門職を配置していない病院もありますので
その時は、医師や看護師さんが相談にのってくれますので気兼ねなく聴いてみましょう。
最後に、医療ソーシャルワーカーはどうやったらなれるかですが、
医療ソーシャルワーカーは必須の資格はありませんが、社会福祉士・精神保健福祉士などの
国家資格取得者が多いです。
近年では診療報酬制度(医療行為に対して支払われる保険制度からの報酬の仕組み)に
社会福祉士と精神保健福祉士を配置することで具体的な報酬が認められることから
多くの病院でその採用が進んでいます。
このことで、一般的な医療機関のほとんどで社会福祉士の採用されています。
一方、発達障がい者や認知症高齢者の増加により、社会福祉士と精神保健福祉士が
連携しながら活躍するケースも増えてきています。
次回は、退院後に関わってくれる、施設やケアマネジャーについても触れていきたいと思います。
タメになったなと思った方はチャンネル登録 イイね よろしくお願いします。
それでは次回お会いしましょう!!