シニア向けスマホ体操 スワイプ体操

馬場田晃一

馬場田晃一

テーマ:イスに座ってできるスマホ体操

こんにちは音楽健康指導士のババタです

すっかり外も温かくなり、春から初夏の陽気になりつつあります。

今日はイスに座ってできるスマホ体操について、書いていきたいと思います。



私は一昨年、中高年向けの介護予防教室を近所のカフェで開催していました
その介護予防教室終了後、参加者向けに、お困り事アンケートを取っていたのですが
そのアンケートの中で多く寄せられたのが、「高齢者のスマホの使い方」でした。

その使い方の中でも、ピンポイントで多く寄せられたのが
指で、文字入力や画面を切り替える際に行う「タップ」「ダブルタップ」
といった「指」を使った動作が出来ないというお困り内容でした。

このお困りごとに向き合う前にコロナ禍に入ってしまい
解決策を見いだせないままでいましたが、この度、携帯、スマホの
指を使った操作、「ロングタップ」「二本指タップ」「スワイプ」「ピンチイン」「ピンチアウト」等に
フォーカスを当てた体操を考案しましたので、ここで動画をご覧いただきながら
解説していきたいと思います。


この体操の最初の動きとして、「ロングタップ」


初めに、高齢者の間で難しい動作で多く使われるであろう動作
「ロングタップ」操作方法として、画面を指先で長く押す
これが高齢者に難しく慣れない様子で
聞き取りの中で、具体的に、指先に神経を集中して力を入れる感覚が難しいという事がわかりました。


この体操は音楽に合わせて、指先に神経を全集中し「タップ」を意識した動きになります。
目の前にスマホの画面があることを意識しながら行ってみてください。
何となくですが、ロングタップ、長押しの間隔がつかめるようになると思います。

指先をㇲッとすべらせる動作「スワイプ」(SWIPE)


次に、高齢差の間で難しいとされているのが指先をㇲッとすべらせる動作「スワイプ」(SWIPE)
という動作です。この動作は、スマホの画面を切り替えたり移動する際に
よくよく使われます。

この動作はㇲッと指先をすべらせる動作なのですが
この動作も、説明するとなかなか抽象的になりがちなので
感覚をつかむ意味でも、体操内のスワイプ動作を行ってみてください

「ピンチイン ピンチアウト」(PINCH IN)「PINCH


最後に、高齢者の間でスマホの操作で、難関となっている操作、
それは「ピンチイン ピンチアウト」(PINCH IN)「PINCH OUT」です。
ピンチインの操作方法は、2本の指の間隔を狭める、2本の指
親指と人差し指で何かをつまむ感じです

ピンチアウトは、2本の指の間隔を広くする、2本の指親指と人差し指を
ギュっ広げるイメージです。
体操を通して、この動きを大きく実演することによりイメージがつかめるかもしれません
是非、指先に意識を集中して行ってみてください

今後、高齢者にとってスマホの需要は間違いなく増え、
ふれる機会も増える中、私たち介護従事者が
教える機会も多くなります。
その中で、どうように教えるかという事が大きな課題となっています。

私も実際、某携帯会社の方から、シニア向けスマホ教室を行うのだけど
どのように教えていいかわからない等の相談を受け
何回も同じことを説明しているがわかってもらえないという
内容も多かったのが印象的でした。

実際に、スマホ教室をやってみて、肌感覚で感じた感想ですが、
そこで操作方法を、本人にスマホを実際に操作してもらうほうが
覚えやすいという事もわかりました。
複数の難しい概念やインターネットの高度な知識内容を伝えるより
基本的な動作からゆっくり確実にものにしていく事が、上達への近道という事もわかりました。

先ず、確実にこれらの基本動作ができるようになってから
スマホのロック画面解除やパスワードなどといった
操作を教えていきましょう!!

この体操は、60代以上をターゲットにしています。
施設然無く介護っぽくない
演出や工夫をたくさんしています
高齢者のみならず、介護員や教える方も
気持ちが上がり、楽しくなるような内容になっています

それでは、近代的な音楽にのせて、楽しくオシャレに
スマホの使い方体操、 スワイプ体操を実践してみましょう

そしてもし高齢者がスマホをある程度、使えるようになれば
また新しい世界が広がり、新しい交友関係が生まれたり
趣味が生まれたりなど、健康増進や人生を豊かにするはずです
是非、前向きに抽選してみましょう


また、これらの用語を知っておくと、説明書やスマホの仕方がわかりやすくなると思いますので
ぜひ覚えておいてください!!

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Mybestpro Members

馬場田晃一
専門家

馬場田晃一(介護福祉施設の運営)

ケアホーム カナン(株式会社カナン)

音楽と運動を融合させた介護予防プログラム「音楽健康セッション」を展開。健康増進に加え、幅広い世代の方々の関心を集めており、加えて、より望ましい福祉の環境づくりにも効果を上げています。

馬場田晃一プロは山形新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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