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コロナ禍で大活躍!!パントリーのススメ

廣瀬貴志

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テーマ:暮らし




新型コロナウィルスの感染拡大が始まって、一年以上過ぎました。今でも各地で緊急事態宣言やまん延防止措置が発令されており、自由に出掛けたり、大勢で集まったり等が出来ない日々が続いています。

この制限された生活の中で、日々の買い物の回数を減らすために「まとめ買い」をする方も増えたのでは無いでしょうか?

そこで活躍するのが「パントリー(食品庫)」

家づくりを考える際、収納を気にされる方はたくさんいらっしゃいます。

「洋服がたくさん入るウォークインクローゼットが欲しい」、「靴がたくさん収納できて、子供の外遊びのおもちゃも置けるシューズクロークが欲しい」、「雛飾りや五月人形を置くスペースが必要」など収納に関する要望がたくさん出てきます。

もちろん、収納以外でも要望は出てきますので限られた予算とスペースの中ですべての要望が網羅されることは少ないでしょう。

その中で、プランに取り入れて欲しいスペースが「パントリー」です。

◆パントリーをお勧めする理由◆

最近のシステムキッチンの収納はよく考えられていて、とてもたくさんのものを収納できるように作られています。普段使う調味料や鍋、フライパン、調理小物はもちろん、ある程度のストック品まで収納できるようになっています。また、食器等を入れるカップボードも併せて選べば食器だけでなく、調理家電やストック用の食品も収納できます。システムキッチンとカップボードがあれば十分な収納が確保できるように思います。

では、なぜパントリー(食品庫)をお勧めするのか?

最初にもお話したように、コロナ禍においてまとめ買いの機会が増え食品のストックが多くなったことがあげられます。

使うときに使う分だけ買い物する生活であれば、システムキッチンとカップボードの収納で十分だったかもしれません。

しかし、現在のコロナ禍の日常ではまとめ買いすることが多くなり食品や日用品のストックの収納スペースが必要になってきています。そこで活躍するのが「パントリー」なのです。

ビールやジュースなどを箱買いした際も、キッチン内には収まらないことが多く、パントリーがあれば収納できてしまい、たくさんの食品をストックできるだけでなく、食品をまとめて置いておくことで消費期限やストックの量を管理しやすいのも利点です。

突然ですが皆さん、地震や豪雨被害など自然災害が増えてきていますが防災用の非常用食品はストックされていますか?

パントリーは非常用食品をストックするのにも役立ちます。

非常用といっても食品には期限があります。防災グッズとともに他の収納へ備蓄されている方もいらっしゃると思いますが、いつの間にか期限が切れてしまって無駄にしてしまうのではなく、使いながらストックする「日常備蓄」をお勧めします。

日常で使い、使ったら補充する「日常備蓄」にはパントリーが最適です。

◆場所を作るだけではNG◆

パントリーはキッチンからの動線が大切です。また、大きすぎたり奥行きが深すぎたりしても使い勝手が悪くなります。

平面プランや建物の大きさなどの条件によって、可能・不可能は出てきますが・・・買い物から帰ってきたときにすぐにしまいやすいよう玄関の近くにあると便利ですし、分別のゴミ置き場も確保できるよう勝手口をつけるのもアイデアとして考えられますね。

匂いが気になるようであれば換気扇をつけてもらいましょう。

家電を置いて使えるようコンセントを付けておくのもお勧めです。家事スペースと併せて作っても使いやすそうですね。

キッチンに収納するもの、パントリーに収納するものをそれぞれ家事動線と併せて計画の際に考えてみると使う人に合ったプランができると思います。

大きなスペースとしては確保できなくても、使いやすい場所にパントリーを計画してみてくださいね。

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廣瀬貴志
専門家

廣瀬貴志

住まいづくりの相談窓口「hi-s」(ハイズ)/ヤマイチ株式会社

無料の住まいづくり相談窓口を運営し、家を建てようとする消費者に工務店や不動産業者の選び方などポイントをアドバイス。老舗建材商社の取引ネットワークを生かし、第三者の客観的な視点から的確な情報を伝える。

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