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片づける習慣が身につく収納とは?~未就学児の収納~

廣瀬貴志

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テーマ:暮らし




富山県で2階建ての住宅を計画すると、LDKは1階で2階が寝室や子供部屋という間取りが多く見られますよね。

しかし子供部屋を使うのはいつからでしょう?

多くは小学校6年間の間に子供部屋を使うようになることが多く、それまでは子供部屋があったとしても、遊びやお勉強はLDKですることが多くなりますね。

そうするとLDKに物が増えてくることが容易に想像できます。

しかしながら子供の為にLDKに収納を作っても、数年間で使わなくなるのは勿体ないですよね。

住まいの永遠のテーマ‟収納”について考える

でも幼いころの片付けの習慣が、小学生以降の片付けできるできないに影響しているようです。

今回は片付けの習慣が身につくための第一歩でもある、未就学児の為の収納をアドバイス!


子供は遊びの天才でもあり、同時に散らかす天才でもあります。

仕事や家事で疲れているところに、散らかった部屋を見た時あなたなら子供にどう言いますか?

「おかたづけしなさい」と言ってしまうのではないでしょうか?

しかも思うように、片付けが進まない子供に、イライラ・・・

そんな経験をした、パパ・ママは少なくありませんよね。

でもそれは片づける環境を用意していないのが原因なのかもしれません。

まずは子供目線で片付けできない原因を考えてみましょう!

大人から見れば、出したおもちゃや道具を元の場所に戻せばいいだけと思う人もいるかもしれませんが、子供にとって片付けはハードルの高い行動でもあります。

片付けのプロセスとしては

①散らかったおもちゃや道具の仕分け。

②それぞれを入れる収納(入れ物)を探す。

③見つけた収納(入れ物)に入れる。

④収納(入れ物)を元の場所に置く。

ですが、このプロセスに一つでもわからなかったりすると、そこで片付けができなくなってしまいます。

自分の子供がどこでつまづいているのかを考えて対策してみましょう。

子供目線で収納しやすい環境を作ってあげる!

①~③はに関しては、子供が判断しやすいように、入れものにイラストやマークをつけてあげることで、子供が直感的に理解できるような環境を作ってあげましょう。

特におもちゃ一個ずつを判断し、仕分けしてわからないときは、もう他のことに興味をもってしまい、そこで片付けが終了してしまいますからね。

できるだけ子供の片付けの手が止まらないようにするのがポイント!

また1つにまとめて収納してしまうと、今度は使う時にわからなくなったりして、一緒に探したり、玩具箱をひっくり返したりして、余計に手間がかかったり散らかったりしてしまいます。

だからこそ目的ごとの収納を準備してあげた方が、散らかすのも少なくなりますよ。

④もまた直感的にわかるような工夫をするのがポイントです!

例えば、入れ物にイラストやマークをつけて、入れ物をしまう場所にも同じマークをつけておくことで、どこに何を置くのか、すぐわかりますよね。

そうすることで、まだ文字を読むことができない未就学児でもお片付けが上手にできるようになり、親としても褒めて上げたくなります。


“片付ける”というのは、環境を整えることで劇的に変わります。

片付けができないのではなくて、どう片付けていいのかわからず、結局しないままなのかもしれません。

そのまま苦手意識を持ってしまうと、最初から片付けをしなくなってしまいます。

片付けの環境を整えてあげて、片付けの苦手意識をつけないことで、片付ける習慣が身についていきますよ。

物を取り出して、使ったら元の場所に戻す。

これが片付けの基本です。

大人でもなかなかできない人も多いのですから、子供はなおさらです。

工夫をしながら楽しく片付けをして、子供の苦手意識を無くしてあげましょう。

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廣瀬貴志
専門家

廣瀬貴志

住まいづくりの相談窓口「hi-s」(ハイズ)/ヤマイチ株式会社

無料の住まいづくり相談窓口を運営し、家を建てようとする消費者に工務店や不動産業者の選び方などポイントをアドバイス。老舗建材商社の取引ネットワークを生かし、第三者の客観的な視点から的確な情報を伝える。

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