確定申告期限せまる
商売柄、節税策をきかれます。
余計な税金を払いたくない気持ちは、誰もが同じ。しかし、魔法のような方法などあるはずがありません。聞かれた際にお答えするのは、だいたいこんな感じです。
1.少額減価償却資産の購入
青色申告をしている場合には、購入価額が30万円未満の機械やパソコンなどの消耗品は全額経費になります。場合によっては、車も可能。利益が多めに出そうなときに、前倒しで購入します。ただし、最大で300万円まで。
2.中小企業倒産防止共済
個人でも法人でも、年額で最大240万円までかけることができます。全額経費ですが、将来解約した時には全額収益になるので、利益を繰り延べる形になります。また、すぐに解約した時には返礼率が下がります。
3.決算賞与
従業員がいるときには、決算月に決算賞与を支給するか未払計上し、遅くとも翌月中に支給します。役員報酬や専従者には使えません。
4.小規模企業共済やiDeCo
どちらも全額が所得控除になりますが、小規模企業共済は業種や規模によっては入れません。詳しくはWebで。iDeCoは金融機関に行けば喜んで説明してくれます!!
5.生命保険
法人に限りますが、数百万単位で加入して、5年後くらいに解約すると7割くらいが返戻金になるもの。以前は返礼率がもっと高かったのですが、行政指導で今はこのくらいでしょうか?差額は保険会社の取り分です。
私は質問を受けた場合には、不要なものは購入せず、必要経費の証憑はしっかり集めておいて、納めるものは納めるのが一番いいですよ、とお答えしています。(写真と本分は関係ありません)