セミナー 「当事者と共に学ぶこころの病気」 5月16日(土)スタート
先週5月22日から27日までの間、支援のスクールカウンセラーとして熊本市に行ってきました。
これは、このたびの熊本地震に伴い、熊本市教育委員会が「学校支援スクールカウンセラー緊急派遣」
を実施した一環で、現地に赴いたものです。
その経緯は、各県のスクールカウンセラーの大部分を占める臨床心理士の全国組織である日本臨床
心理士会に、熊本市教育委員会からスクールカウンセラーの派遣依頼があり、それに基づいて各県
の臨床心理士会から応援となったものです。
私は現在、臨床心理士として富山県のスクールカウンセラーの任命を受け、県内2か所の中学校に
行っていますが、勤務先の学校の了解を得て行きました。
今回は、北海道から沖縄まで全国の各県臨床心理士会に所属するスクールカウンセラー約30名が、
熊本市の小・中学校のスクールカウンセラーとして配属となり、一週間勤務しました。
今後も一週間交代で、全国から臨床心理士であるスクールカウンセラーが熊本市の小・中学校で勤務
する予定です。
なお私が行った時点では、政令指定都市である熊本市教育委員会からだけのの支援要請だったの
ですが、つい最近熊本県教育委員会からもスクールカウンセラーの要請があったとの報道があります。
http://webun.jp/item/7280706
地震などの大きな災害の後の緊急支援としてはいろいろありますが、メンタルヘルス面での支援は継続
した支援が大事と思います。ちなみに東日本大震災に伴うメンタルヘルス面での支援は今も続いています
(スクールカウンセラーの支援は現在も行われています)。
村田 晃(心理学博士・臨床心理士・富山県スクールカウンセラー)