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「誕生日に自殺が多い」との研究結果から学ぶこと 

-「誕生日に自殺が多い」との研究結果から学ぶこと - と題する私の解説記事が、時事解説
サイト(JIJICO) に掲載中です。

これは最近、大阪大学と米国シラキュース大学の研究者が発表したもので、1974年から
2014年の40年間の日本の死因データ、約207万人分を分析した結果、「自分の誕生日に
自殺した人は他の日よりも1.5倍」という結果を得たものです。

実は、従来から誕生日に自殺が増加する傾向は欧米などの研究で指摘されており、それは
誕生日に気分が落ち込む、いわゆる「birthday blues(誕生日の憂鬱)」の影響として説明
されていました。

今回の研究は、それを大規模なデータを使用して、日本でも当てはまると実証的に示した
ことに意義があるといえます。

私の解説の中では、その「birthday blues(誕生日の憂鬱)」の要因とその対処法について、
さらに詳しく述べています。

また、今回の日本人を対象とした研究結果は、他国での研究結果と比べて誕生日の自殺が
「スパイク状」に余りに突出していることから、私は何か日本特有の要因があるのではないか
と考察しました。

それは、「年齢による記念日」に過度の意味を持たせる日本文化の影響があるのではないか、
ということです。

さらに詳しく知りたい方は、以下のJIJICOのサイトにアクセスして全文を読んでください。
http://jijico.mbp-japan.com/2016/07/04/articles20605.html

村田 晃(心理学博士 PhD University of Denver USA)
      (臨床心理士・富山県スクールカウンセラー)

この記事を書いたプロ

村田晃

心理相談・カウンセリングのプロ

村田晃(うつ心理相談センター)

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